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日本語はどのようにして生まれたのか。万葉仮名の面白さは、音と文字の意外な出会いの中にある。ひら仮名とカタ仮名は、どのようにして創られたのか。日本語の誕生が、日本人という国民の自覚をもたらした、ということを解説します。

日本語のすばらしさを実感する講義。古典文学は、その文字の意味よりも、文字の形を眺めたり、その音の響き、リズムに乗ってこそ、ほんとうにその素晴しさが味わえる。日本語の「すがた」としての和歌はカッコいい(『古今和歌集』などで実感)。文字を目で追って読むよりも、語る人の言葉を耳で聞くことの楽しさを、『平家物語』『方丈記』などで実感する。

近代文学は、明治維新によって、新しい日本語(言文一致)を創るところからはじまった。日本人は、西洋の文学・言葉を受け入れながら、近代の日本語と国家をつくりあげた。近代日本語を小説という表現、ジャンルによって面白くし、素晴しいものとした作家という言葉の魔術師たち。近代・現代文学を読む。

現職
文芸評論家
関東学院大学教授

略歴
中央大学文学部仏文学科卒業

関東学院大学文学部比較文化学科教授
オピニオン誌『表現者』編集長

著書・受賞など
「意識の暗室 埴谷雄高と三島由紀夫」
 (『群像』新人文学賞優秀作受賞。)
『仮面の神学 三島由紀夫論」』構想社)
『内村鑑三』(五月書房)
『使徒的人間 カール・バルト』(講談社)
『打ちのめされるようなすごい小説』(飛鳥新社)
『文芸評論集』(アーツアンドクラフツ)
『スピリチャルの冒険』(講談社現代新書)等