私達「ヒト」(人間の生物学上の名称)の体を作っているのは、60兆個もの細胞です。そして、その小さな細胞の中には、私達の生命を造るための設計図が含まれています。細胞は、それが生きていくために必要な数多くのタンパク質を、その設計図どおりに作ります。その設計図を遺伝子と呼びます。そして遺伝子を形作る物質がDNAです。
そのDNAの構造や働きについて学びます。DNAとはどんな物質で、どのようにしてそこに書き込まれている遺伝情報(すなわち遺伝子)を、子孫に伝えていくのか、その仕組みを簡単に学びます。
今回の授業の中では、それぞれ頬の粘膜細胞から、自分自身のDNAを取り出す実験をします。自分自身を作っているDNAを、自分の手で取り出して、自分自身の目で見ることができたら---それはきっと、楽しくて心踊る経験になるに違いありません。
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現職 お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科/ 理学部 教授 略歴 1970年 お茶の水女子大学理学部卒業 1976年 東京大学大学院医学系研究科 博士課程修了 医学博士 1995年 お茶の水女子大学教授 2001年 理学部長 2003年 副学長 著書・受賞など 『生命科学の知識』『細胞の科学』 『ストレスの生物学』『バイオサイエンス』 (以上、オーム社) 『バイオサイエンス事典』『基礎生物学講座』 『生物学ハンドブック』(以上、朝倉書店) 『今、なぜ若者の理科離れか―科学者と社会との対話に向けて』(日本学術協力財団) 『こぐま園のプッチー』(冨山房インターナショナル)等 |