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2008オープンキャンパス情報





東進タイムズ2008年7月1日号
   東進ビジネススクール 〜三井物産ワークショップ編〜
今回TIMES REPORTでご紹介するのは、東進ビジネススクール主催・三井物産株式会社ワークショップ(5回シリーズ)。多数の応募者の中から選ばれた東進OB・OG(現役大学生)30名が参加し、三井物産株式会社 人事総務部人材開発室長の瀧口斉(たきぐち ひとし)氏による講演や、グループディスカッションなど大盛況を博した内容をリポートします。
東進ビジネススクール 案内
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瀧口 斉
たきぐち ひとし

三井物産株式会社
人事総務部 人材開発室長
1983年入社 鉄鉱石部、中東修業生、化学品営業部(本店、デュッセルドルフ)を経て2005年7月より現職
〜 グローバル社会で活躍する人財となるために〜

「正解のない問題」を考える
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このワークショップを通じて、皆さんには「正解のない問題を自分で考える」ということを学んでもらいたいと思います。社会に出てみると、正解のない問題に立ち向かわなくてはならないことが大半です。さらに重要なのは、自分の考えを整理して相手にわかりやすく伝えることです。また、情熱をもって相手を納得させられなければ、「正解のない問題」の答えを導き出すことはできません。

実は今、日本全体の株価がどんどん下がっています。その理由がわかる人はいるでしょうか。それは、相対的な競争力が下がっているからです。世界のマーケットが成長しているのに対し日本は追いついていない、グローバル経済に通用できていないんです。ではどうすればいいと思いますか?日本人は既存のモデルを使いこなすのは得意ですが、新しいモデルを創造するのは概ね苦手なんです。また、共通の言語や認識のもとで行われる意思疎通はスムーズでも、文化背景の異なった相手に対してはうまくコミュニケーションを図ることができません。

私自身、これを痛感させられた体験があるんです。入社間もない20代の頃、エジプトで語学研修に参加したときのことです。そこで机を並べたエジプトの若者は、深刻な中東問題と対峙し、個々の人生という狭い視点ではなく「アラブ社会全体をどうするか」という意識のもと、懸命に勉学に励んでいました。

そんな彼らに「なぜ日本はアメリカに戦争で負けたにもかかわらず、短期間で飛躍的復興を遂げることができたのか?」と質問され、まともな回答を返せない自分をとても歯がゆく思いました。このとき私が満足できるコミュニケーションを図ることができなかった理由は、自分の頭で考えることができていなかったからだと思うんです。

世界中の人々がビジネスパートナー

では、これからの日本をどうするか。今回の課題図書、福澤諭吉の『学問のすゝめ』はそのヒントになると思うんです。この内容が書かれたときの状況は、現在の日本と共通していませんか?鎖国が終わり、海外の脅威にさらされていた。そこで福澤諭吉は何と言っているか? 「一人ひとりが実学を身につけ、独立しなさい」と説いていますよね。

今、この世界には三つの大きなネットワークがあると言われています。一つめは英語によるネットワーク(Language)、二つ目は中華ネットワーク(Race)、三つ目はイスラムネットワーク(Religion)です。残念ながら我々日本はこれらのいずれにも属していません。これから我々はこうしたネットワークに立ち向かっていかなければいけません。今のままで世界と戦えますか? こうした中、国内を見渡してみると、多くの日本の政治家は、規制を設けて日本企業が海外から買収できないようにすることばかり行っています。そうやって日本の資産を守ろうとしていますが、本当にこの方法は正しいのでしょうか。皆さんならどうしますか?

この問題に正解はありません。日本の将来を決めるのは皆さん自身です。

戦後、日本が経済発展できたのは冷戦下のもとアメリカの庇護があったことが大きいです。その構造が崩壊し、新しい経済モデルを模索中ですがまだ見つかっていません。そこで、皆さんには「正解のない問題」に挑戦できる人になってもらいたいと思います。世界中の人々がビジネスパートナーであり、良きライバルです。自分は何をすべきか、このワークショップで糸口をつかんでもらえたら幸せです。 photo

photo テーマは「グローバル社会で活躍できる人財とは」。ディスカッションは、司会者(ホスト)1名とそのほかのメンバー(旅人)に分かれるワールドカフェ形式で進められた。メンバー一人ひとりの意見を、テーブルに広げられた模造紙にカラフルな水性ペンでどんどん書き込んでいく。

photo ワールドカフェ形式ではひととおり意見が出たら、ホスト役を残し、旅人は別のグループへ移動。新しいメンバーで意見交換をしたあと、再び元のグループに戻り、最初の意見をブラッシュアップしたり、新しい意見を交換したりして模造紙につけ加えていく。

photo グループごとに意見をまとめて発表。「発表したい!」と希望するグループが続々と名乗りを挙げた。発表のポイントは、制限時間内でいかに効果的にプレゼンテーションできるかどうか。「情熱」「人間力」「教養」などが世界で活躍できる人財の条件として指摘された。

日本や世界の「明るい未来」を誓い合い、ジュースで乾杯! 「世界を変えるには仲間が必要」という思いのもと、リラックスした雰囲気のなか親交を深め合った。

吉村 友樹さん
千葉大学 工学部 電子機械工学科2年
東進ハイスクール我孫子校OB

「日本や世界の将来に危機感を抱いており、そんな自分の想いを伝えたくて参加しました。『科学技術立国日本』復活のためにどうすればいいか、 この学びの場で何らかのヒントを得たいと思っています」

塚田 健太郎さん
早稲田大学 教育学部 社会科1年
東進ハイスクール船橋校OB
 

「参加者の意識の高さや、意欲的な姿勢に衝撃を受けました。自分の無知を認識し、大学の勉強へのモチベーションを高めることができたと思います。ディスカッションの発表にもあった“人間力”をつけて、将来は幅広いフィールドで活躍したいです」

今田 千香子さん
学習院大学 経済学部 経済学科1年
東進ハイスクール調布校OG

ビジネス界の最前線で活躍している方のお話なので、とても説得力がありました。『日本はどうあるべきか』といった大きなテーマを、自分自身の問題として考えられるようになりたいです。次回以降も魅力的な講師の先生ばかり!楽しみですね」

秋本 佳純さん
武蔵大学 人文学部 英米比較文化学科3年
東進ハイスクール所沢校OG

「想像以上にワークショップの内容が濃く、とても充実した時間を過ごせました。自分とは違うさまざまな価値観があることを知り、大いに刺激を受けました。全講座を受け終えたときに自分がどこまで成長しているか、ワクワクしています!」