2004年9月
今月の一冊
このコーナーでは、毎月オススメの参考書を一冊ずつ紹介していきます。 |
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【出版社】東進ブックス
【ISBN】 4890852794
【定価】 1365円(税込)
【頁数】 336
【版型】 A5 |
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『名人の授業 永田の英語の神髄 長文読解法講義』
永田達三著(東進ブックス)
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| 東大・京大、早慶上智の英文が読める、訳せる! |
例えばセンター試験の英文が読めるというだけの英語力があっても、向こう(欧米)の学者が書く論文を読めるわけではない。
難関大学が出す英文というのは基本的に学者が書く論文が中心なわけで、英語で高得点を取ろうと思うなら、当然のごとく論文の読み方なり背景知識を知るという対策を立てておかねばならない。つまり、センターレベルと国立二次・難関私大の問題とでは、完全に頭を切り換える必要があるんだ。
背景知識というのは、例えば人文学者が「いくら物質的に充足しても、精神的な充足は得られない」という立場で文を書くことが多いのに対し、自然科学者は「そうした二元論を超えるべき」といった書き方をしていく、というようなことだ。
背景的な知識を身につけておく一方で、論文の読み方を理解するということも必要だ。評論文ならば常に“「一般論」と「筆者の主張」の対比”を意識しなくてはいけない。そしてその「一般論」と「筆者の主張」で論争(ディベート)が行われるわけだけど、相手にわからせるためには、まず自分の認識を出し、それを具体化し、さらにそれを評価して相手を説得する、といった論法をとるのが基本だ。
この本ではそういった英文の書かれ方についてしっかり解説しているから、東大・京大、早慶上智、医学部、外語大といった難関大志望で、学者の書いた英文を本当に理解して読み、訳したいという人にはもってこいなんじゃないかな。特に、単語や文法を覚えて一文一文を読む訓練はある程度やってきたけど、長文になると不安だという生徒には実にいい本だと思うよ。 |