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| 2007年3月1日号 |
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2007年度入試は、少子化や1990年代以降の大学新設ラッシュの影響を受けて、大学・短大の進学希望者数と大学の合格者総数が計算上では同じになる、いわゆる「大学全入時代」の始まりと言われている。だが、2月上旬の現時点で首都圏の主要大学志願者数に着目してみると2006年度と比較して軒並み増加していたことがわかった。このことから、大学全入時代と呼ばれる中でも、倍率の高い大学とそうではない大学との二極化は、さらに加速しているようだ。
まず、06年と07年の難関私大・有名私大※の学部系統別志願者数を比較したものが下のグラフだ。昨年と比べて、系統別により多少の差はあるものの、ほぼ全ての学部系統で志望者数が増加していた。これは、各大学で行われた学部学科の再編や、センター試験方式などさまざまな方式の新規導入が増加したことなども、増加の背景にあると考えられる。また、センター試験の平均点がダウンしたことによる国立志願者数の減少から、主要私立大学への併願数増加なども大きな要因と思われる。一方、合格者数の発表が進んで実質倍率が判明すると、大学は勿論であるが、学部学科によっても難易の動向が大きく変化するものと考えられる。例年進む入試の多様化とともに、必ず確認をしておきたい。
◆ 難関・有名私大 大学別概況 ◆
慶應義塾大学
| 分類 |
年度 |
該当学部 |
志願者数 |
変化率 |
| 法・政治 |
2007 |
法学部 |
8,271 |
86.9% |
| 2006 |
9,514 |
| 経済・商・経営 |
2007 |
経済学部 |
8,514 |
105.2% |
| 2006 |
8,095 |
| 文・外国語 |
2007 |
文学部 |
4,662 |
115.8% |
| 2006 |
4,027 |
| 理工 |
2007 |
理工学部 |
8,687 |
102.0% |
| 2006 |
8,513 |
| 医・歯・薬・看護 |
2007 |
医学部
看護医療 |
2,938 |
95.3% |
| 2006 |
3,082 |
| 総合(学際系統) |
2007 |
総合政策
環境情報 |
7,090 |
112.9% |
| 2006 |
6,280 |
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文、経済、商、総合政策、環境情報、理工の6学部では06年と比べて志願者数は増加しており、大学全体では1,369人(前年比:102.6%)増加した。看護医療学部では、志願者数が155人(前年比81.4%)減少。
しかし、2008年4月に慶應義塾大学との合併を発表した共立薬科大学は、志願者数が大幅に増加した。一般入試前期の志願者数は、2,659人(前年1,326人)と昨年の2倍を超える。11月に合併を発表して、さっそくその影響が現れた結果となった。ちなみに、2007年4月入学者が慶應義塾大学の卒業生となるかは現在のところ未定である。
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早稲田大学
| 分類 |
年度 |
該当学部 |
志願者数 |
変化率 |
| 法・政治 |
2007 |
法 |
11,623 |
109.0% |
| 2006 |
10,660 |
| 経済・商・経営 |
2007 |
政治経済 商 |
32,232 |
117.2% |
| 2006 |
27,512 |
| 文・外国語 |
2007 |
文 文化構想 教育 |
36,298 |
126.4% |
| 2006 |
28,713 |
| 社会・国際 |
2007 |
国際教養 |
3,587 |
89.2% |
| 2006 |
4,023 |
| 理工 |
2007 |
基幹理工 創造理工 先進理工
|
15,015 |
111.0% |
| 2006 |
13,531 |
| 総合(学際系統) |
2007 |
人間科学
社会科学 |
22,724 |
103.3% |
| 2006 |
22,005 |
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全学部合計の志願者数が前年より14,690人と(総志願者数前年比:113.2%)大幅に増加した早稲田大学。2007年度入試からセンター利用入試が始まった政治経済学部では、志願者数が127.1%と大幅にアップ。また、学部の再編が行われた文学部、文化構想学部を含む文・外国語では126.4%と最も増加率が高い。同様に再編された理工系でも110.0%と増加し、このような学部の改組もが志願者数の増加につながったといえそうだ。
一方で、2004年に開設された国際教養学部は、436人減少(前年比89.2%)するなど3年連続で志願者数の減少が続く。
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東京理科大学
※センター試験利用、第二部は除く。
| 分類 |
年度 |
該当学部 |
志願者数 |
変化率 |
| 経済・商・経営 |
2007 |
経営学部 |
1,783 |
131.3% |
| 2006 |
1,358 |
| 理工 |
2007 |
理学部 工学部 理工学部 基礎工学部 |
27,287 |
103.7% |
| 2006 |
26,317 |
| 医・歯・薬・看護 |
2007 |
薬学部 |
2,254 |
108.2% |
| 2006 |
2,083 |
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学部全体としての増加率は105.3%だが、理学部数理情報科学科では162人増(前年比124.6%)、理工学部物理学科では187人増(前年比122.9%)、工学部電気工学科では340人増(前年比131.9%)など、志願者が大幅増加した学科も見られた。 |
上智大学
※センター試験利用は除く。
| 分類 |
年度 |
該当学部 |
志願者数 |
変化率 |
| 法・政治 |
2007 |
法学部 |
5,747 |
97.7% |
| 2006 |
5,883 |
| 経済・商・経営 |
2007 |
経済学部
商学部 |
6,056 |
101.3% |
| 2006 |
5,979 |
| 文・外国語 |
2007 |
神学部 文学部 外国語 |
6,434 |
101.7% |
| 2006 |
6,324 |
| 理工 |
2007 |
理工学部 |
4,021 |
107.1% |
| 2006 |
3,755 |
| 総合(学際系統) |
2007 |
総合人間
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1,739 |
93.1% |
| 2006 |
1,868 |
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全体として昨年と大きな変化はないが、外国語学部の一部の学科で志願者数が大きく増加した。ドイツ語学科では、133人(前年比133.1%)増加。ポルトガル語学科では、311人(前年比215.6%)と急増した。 |
明治大学
※一般入試のみ
| 分類 |
年度 |
該当学部 |
志願者数 |
変化率 |
| 法・政治 |
2007 |
法学部 |
6,308 |
102.0% |
| 2006 |
6,187 |
| 経済・商・経営 |
2007 |
商学部 政治経済 |
17,212 |
96.2% |
| 2006 |
17,895 |
| 文・外国語 |
2007 |
文学部 |
7,423 |
102.9% |
| 2006 |
7,212 |
| 理工 |
2007 |
理工学部 |
8,386 |
106.0% |
| 2006 |
7,909 |
| 総合(学際系統) |
2007 |
情報 コミュニケーション 学部
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4,661 |
109.4% |
| 2006 |
4,260 |
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今年度から全学部日程入試を始めた明治大学では、志願者数が17,876人(前年比121.4%)と大幅に増加した。全学部日程入試だけでなく、一般入試でも志願者数が1,170人(前年比102.1%)と、微増した。 |
青山学院大学
※昼間部のみ
| 分類 |
年度 |
該当学部 |
志願者数 |
変化率 |
| 法・政治 |
2007 |
法学部 |
3,480 |
98.6% |
| 2006 |
3,530 |
| 経済・商・経営 |
2007 |
経済学部 経営学部 |
14,330 |
97.1% |
| 2006 |
14,764 |
| 文・外国語 |
2007 |
文学部 |
9,152 |
109.6% |
| 2006 |
8,350 |
| 社会・国際 |
2007 |
国際政治 経済 |
2,667 |
77.9% |
| 2006 |
3,425 |
| 理工 |
2007 |
理工学部
|
4,580 |
109.2% |
| 2006 |
4,195 |
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学部ごとの増減が明確に表れた。文学部では志願者数が802人(前年比109.6%)増加した一方で、国際政治経済学部では758人(前年比77.9%)と大きく減少した。 |
立教大学
※一般入試のみ
| 分類 |
年度 |
該当学部 |
志願者数 |
変化率 |
| 法・政治 |
2007 |
法学部 |
4,593 |
105.9% |
| 2006 |
4,329 |
| 経済・商・経営 |
2007 |
経済学部
経営学部 |
10,368 |
112.0% |
| 2006 |
9,256 |
| 文・外国語 |
2007 |
文学部 |
6,788 |
115.7% |
| 2006 |
5,869 |
| 社会・国際 |
2007 |
社会学部 |
4,806 |
124.2% |
| 2006 |
3,871 |
| 理工 |
2007 |
理学部
|
2,881 |
108.5% |
| 2006 |
2,655 |
| 総合(学際系統) |
2007 |
観光学部 |
3,091 |
77.9% |
| 2006 |
3,966 |
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観光、経営を除いた学部では、軒並み志願者が増加した。その中でも経済学部は、個別日程入試において1,269人(前年比126.2%)、コミュニティ福祉学部は818人(前年比158.1%)と大きく増加した。 |
法政大学
※T日程は除く(2007年度)
| 分類 |
年度 |
該当学部 |
志願者数 |
変化率 |
| 法・政治 |
2007 |
法学部 |
5,795 |
111.1% |
| 2006 |
5,214 |
| 経済・商・経営 |
2007 |
経済学部
経営学部 |
15,061 |
105.2% |
| 2006 |
14,320 |
| 文・外国語 |
2007 |
文学部 |
5,730 |
110.1% |
| 2006 |
5,205 |
| 社会・国際 |
2007 |
社会学部 国際文化学部 |
9,379 |
130.1% |
| 2006 |
7,211 |
| 理工 |
2007 |
工学部 デザイン工学部
|
8,417 |
128.6% |
| 2006 |
6,544 |
| 総合(学際系統) |
2007 |
人間環境学部 情報科学部 |
3,108 |
93.7% |
| 2006 |
3,316 |
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今年度から全学部日程入試(T日程)を始め、志願者数は19,161人(前年比142.1%)と大きく増加した。受験生にとって受験のチャンスが増える全学部入試は、今後も多くの大学で導入することが予想される。学部別に見ると、社会学部が2,756人(前年比153.7%)と志願者を増やした。 |
中央大学
| 分類 |
年度 |
該当学部 |
志願者数 |
変化率 |
| 法・政治 |
2007 |
法学部 |
7,803 |
109.8% |
| 2006 |
7,109 |
| 経済・商・経営 |
2007 |
経済学部
商学部 |
13,059 |
119.8% |
| 2006 |
10,897 |
| 文・外国語 |
2007 |
文学部 |
5,856 |
96.6% |
| 2006 |
6,064 |
| 理工 |
2007 |
理工学部 |
8,095 |
101.1% |
| 2006 |
8,006 |
| 総合(学際系統) |
2007 |
総合政策 |
1,933 |
90.8% |
| 2006 |
2,129 |
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慶應義塾、上智などの難関大学の法学部の定員が06年と比較して減少する中、中央大学法学部の志願者数は7,109人(06年)から7,803人(07年)と、前年比約110%に増加。昨年9月に発表された第1回新司法試験の合格者数(131人)で全国第1位となった中央大学。同大法科大学院の躍進も、法学部の志願者数増加の一因であろうか。 |
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