■学際系統■
「学際」とは、研究内容が異なる学問領域にまたがっていることを指す。例えば、「環境破壊を防止する」という研究テーマならば、(1)環境が破壊される自然科学的プロセスと(2)環境破壊につながる社会制度という、自然科学・社会科学それぞれの方面からのアプローチが必要となる。従来、この二つは学問分野が異なるので総合的に学ぶことは不可能であった。しかし近年はテーマ別に分けるという新しい学問の切り口に注目が集まり、たくさんの学部・学科が新設されたのである。
■人間科学
[人間そのものを研究する]
今までの学問体系の垣根を超えた「人間とは何か」という問いに対し、答えを探る学問。
具体的には、(1)認知能力や行動など、外面的な形で見える人間の体を研究する自然科学的アプローチ(2)人間の発達の過程を、社会・身体の学問を踏まえて研究する発達科学(3)社会制度と人間の身体の知識をもとに福祉制度を考える社会福祉学など、「人間」という切り口から幅広く学べるのがこの学問の特徴だ。
■情報学
[情報について考える]
インターネットや携帯電話の普及といった現象からわかるように、現在私たちの社会は急速に情報化が進んでいる。情報学は文理を超えて、人間社会の中において情報をどのように扱うかを研究していく。
日本ではソフトウェアや計算機の開発といった情報工学分野が古くから知られているが、それ以外にも図書館情報学やメディア学など、多種多様な学問が存在し、これからの発展が期待される学問分野だ。
■環境学
[地球環境の破壊を食い止める]
従来の環境に関する学問は、地球科学や経済学などの学問分野によって別々に研究されてきた。
しかし、地球温暖化や都市開発などの環境問題は、政治や経済など人間の複雑な社会システムからも生じており、解決には文理を横断する広い視点が必要とされる。環境学は、総合的な学問分野から人間の活動とそれを取り巻く自然環境を研究し、人間だけではなく動植物にもよりよい環境を作り上げていくことを目指す、近年注目が集まる学問の一つだ。
column1
どう違うの? 名前の似ているあの学科
環境経済学と環境政策学
環境経済学は人の経済活動が環境問題に対しどのような影響を与えるかを研究し、人の経済活動と環境保全の両立できる社会のあり方を導きだしていく学問。一方、環境政策学は国のような公共団体が環境問題や、人間の住む都市環境の改善を解決するための政策を研究する学問である。
column2
あの有名人は、この学部出身だった!
佐藤 琢磨(F1ドライバー) ────────────────────────
荻原 健司(参院議員) ────────────────────────
和田 毅(野球選手:福岡ソフトバンクホークス投手) ────────────────────────
眞鍋 かをり(タレント) ────────────────────────
青山 七恵(芥川賞受賞作家) ────────────────────────
梅沢 由香里(女流棋士) ────────────────────────
KREVA(歌手) ────────────────────────
一青 窈(歌手) ────────────────────────
北山 陽一(歌手:ゴスペラーズ) ────────────────────────
早稲田大学 人間科学部(中退)
早稲田大学 人間科学部
早稲田大学 人間科学部
横浜国立大学 教育人間科学部
筑波大学 図書館情報専門学群
慶應義塾大学 環境情報学部
慶應義塾大学 環境情報学部
慶應義塾大学 環境情報学部
慶應義塾大学 環境情報学部
「環境学系学部」設置大学
■大阪府立大学 生命環境科学部
■お茶の水女子大学 生活科学部
■首都大学東京 都市環境学部
■慶應義塾大学 環境情報学部
■法政大学 人間環境学部
「情報学系学部」設置大学
■静岡大学 情報学部
■筑波大学 情報学群
■関西大学 総合情報学部
■同志社大学 文化情報学部
■法政大学 情報科学部
「人間科学系学部」設置大学
■大阪大学 人間科学部
■新潟大学 教育人間科学部
■横浜国立大学 教育人間科学部
■上智大学 総合人間科学部
■早稲田大学 人間科学部
小西 航平くん 慶應義塾大学 環境情報学部3年 神奈川県立 湘南高校卒 東進ハイスクール藤沢校OB
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東進OB・OGに聞きました! 僕の 学部・学科選び
Q1 なぜ環境情報学を選んだのですか?
A1
もともと建築を学びたいと思っていたので、当初は建築学科を考えていました。しかし、慶應の環境情報学部では、マーケティングや心理学など建築について多角的に学べることを知り、この学部を選びました。専門以外のことも多く学ぶことで視野が広まり、より専門性が高まるのではないかと考えたからです。
さらに、高3の夏にオープンキャンパスに参加した際、キャンパスが広く自然に囲まれていて、落ち着いて勉強できる環境であると感じ、この大学に入りたい! という気持ちがより一層強くなりました。
Q2 現在通っている大学で学べることを教えてください。
A2
経営、心理、環境問題など、講義が豊富なので興味のあることなら何でも学べますね。
特にパソコンが多く完備されており、講義でも使う機会が多くあるので、情報スキルについても深く学ぶことができます。
Q3 現在学んでいる内容を教えてください。
A3
2つのゼミに所属し、空間デザインとプログラミングについて学んでいます。空間デザインのゼミでは、例えば企業の会議室について、どのように机などを配置していけば、良い環境の部屋が作れるか、といったことを学んでいます。
Q4 将来の夢や目標を教えてください。
A4
大学を卒業したら、もの作りに携わる仕事に就きたいです。今、空間を作り出すことを学んでいるので、それを活かしたいですね。建築以外でも広告をつくったりするのも魅力的だと思います。
おすすめ講義
講義名「シンキングプロセスデザイン」
デザインをすることについて、「見る」「描く」「発想する」「問題を発見する」「問題を解決する」などといったプログラムにまつわる各種のエクササイズ、グループディスカッションやアイデアを出すための手法を交えながら、考えるプロセスをデザインする講義です。
簡単に言うと、「アイデアを出すにはどうしたらいいか?」という方法を学びます。
机に座って思考を重ねるというよりも、自分で絵を描いてアイデアを表現したり、ディスカッションをしたりという体を動かして講義を行うスタイルも魅力です。
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