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2012年6月1日号
東進タイムズ6月1日号
理事長メッセージ
社会に貢献し、世界で
大活躍できる人財を育てたい

今号の東進タイムズでは、東進ハイスクールおよび東進衛星予備校の永瀬昭幸理事長からのメッセージをお届けします。東進の理事長という立場のみならず、ビジネス界におけるリーダーの一人として、さらに子どもを持つ親としての視点から、全国の受験生・高校生、そしてご父母の皆さまへの熱いメッセージをお伝えします。

努力は決して裏切らない

大きな夢と高い目標を持って頑張っている若者に出会うと、私はとても嬉しく思います。私は「努力」という言葉がとりわけ好きです。なぜなら、努力ができることは、立派な才能の一つだと考えるからです。そして、努力は決して裏切りません。目標に向かってひたすら頑張る諸君には、受験を通じて努力する力を身につけ、長い人生で降りかかる試練や困難を乗り越える力を養ってほしいと思います。そして、東進で養った力を土台にして、将来リーダーとして世界中で大活躍してほしいと思っています。

将来のリーダーになるために
受験は自分を成長させる絶好のチャンス

それでは、良いリーダーとはどのような人間でしょうか。例えば、自分の利益のためだけに動く人に、世界や日本のリーダーになってほしいと思う人はいないでしょう。他人のため、チームのために献身的に自己犠牲ができる人がいたとしたら、多くの人がそのような人にリーダーになってほしいと思うはずです。

リーダーに必要な要素はいくつかありますが、私が特に重要だと思うのは、「カリスマ性」と「コミュニケーション力」の2つです。

「カリスマ性」とは人々を魅了し引っ張る力。それは、人々を畏怖させる力ではなく、人々が親しみを持ち『この人のためなら』と思ってもらえるような気質から生まれる力です。たとえどんな苦難や危機に直面しても、決してうろたえず、明るく前向きに対応できるような人が持つ力です。

「カリスマ性」を象徴する印象深いエピソードを一つ紹介しましょう。

第40代アメリカ合衆国大統領を務めた、ロナルド・レーガン氏が暗殺未遂事件にあったとき、彼は緊急手術の際の医師団に向かってこんな言葉を言いました。「君ら全員が共和党員であることを願っている」と。そして「僕は(銃弾を)避けるのを忘れていたよ」とユーモア溢れる言葉も残しています。当時のワシントンでは9割以上が民主党員でしたが、医師団のリーダーは「今日一日は我々は共和党員であります」と言ったそうです。命を落とす危機的な状況でもジョークを言える余裕あるエピソードが、アメリカ全土に広まりました。そして、支持率上昇につながり、数々の経済政策に成功します。このような人々を魅了する生き方や性格や決断力が「カリスマ性」となり、顔や雰囲気ににじみ出るものです。

そして「コミュニケーション力」というのは、単なる会話の力ではなく人を説得する力を示します。例えば海外で事業を起こしたいと考えたときに、言葉の壁を物ともせず、自分の夢を語り、事業のビジョンを伝え、出資を獲得できるようなプレゼンテーション力といえます。

皆さんには、受験を通じてたくさんの壁を乗り越えて、たくましく生き抜く力を養い、リーダーとして活躍できる人間力の土台を築き上げてほしいと思っています。

自ら求める姿勢が、志望校合格への最短ルート
自ら求め、自ら考え、自ら実行せよ

では、社会に貢献する人財として、世界で活躍する人物になるために今から鍛えておきたいことは何でしょうか。私は、「心・知・体」すべてバランスよく鍛え、総合的な「人間力」をアップさせることだと考えています。

私は経営者として、これまでに経済人から政治家、医師や研究職などの高度専門職に至るまで多くの人物と交流してきました。そこで気づいたのは、社会に出てから大きな仕事ができる人物に共通しているのは、知識だけでなく「心」と「体」がしっかりと鍛えられているということです。学歴だけでは人はついてきません。「こいつは信用できるやつだ」と、多くの信頼を得られる大きな器のある人物こそが人財です。他人の幸せを願って努力する人財は、社会から応援され、結果として豊かな実りある人生を送ることになるでしょう。

「心・知・体」の3要素は、脳の中でそれぞれがつながっています。知恵を働かせるためには心を前向きにすること、適度に身体を動かすことが重要であると、脳科学の研究で判明しています。この10年で脳科学研究が飛躍的に進歩し、私たち東進もこの脳科学理論に基づいて学習指導を行っております。ぜひ、こうした理論を頭に入れたうえで受験勉強に取り組んでいただきたいと思います。

「何のために第一志望校に行きたいのか」、その動機を考えてみてください。明確な動機づけ、つまり心の状態が勉強の成果に大きく関係してくるのです。メンタル指導で競泳の北島康介選手を五輪連覇に導いた、脳科学者の林成之先生はこうおっしゃっていました。「自ら求める人でなければ、自ら考えることをしません。そして自ら考えないと、自分が求める結果は出ません」。つまり、人間が本当に力を発揮するときは、自ら求めて取り組んでいる状態だということです。

心を前向きに持っていくことは、自分自身の力でいくらでも可能です。こうした脳のメカニズムを学び、受験勉強で自分自身の経験として体感することで、自分の心をコントロールする力を身につけてほしい。これは、社会に出てからも非常に有用ですから、一生覚えておいてほしいと思います。

受験は「自立」への第一歩

10年後の日本を形づくる「社会に貢献する人財」へと成長するために、皆さんには受験を通じてまず「自立」を果たしてほしいと思います。皆さんはまだ高校生あるいは受験生ですが、数年後には社会人。すなわち必ず「自立」をしなければなりません。皆さんにとって大学受験は、これまでの人生の中で、経験したことのない、最大級のハードルです。この試練とどのように向き合い、どのように取り組むか。ぜひ、そう遠くはない将来に訪れる「自立」のときを見据えた態度で臨み、将来の日本を背負う人財になってほしいと願っています。



高卒本科 入学式行われる

4月9日、東進の2012年度高卒本科入学式が行われた。今回、東進で1年間本気で努力することを誓った、吉祥寺校本科生の入学式をレポートする。

永瀬昭幸理事長は、受験勉強の本当の目的や、社会に貢献する人財になるために今からできることを、自身の経験も含めて本科生に熱く語った。「私自身も浪人を経験して、悔しい思いをしました。しかし、その思いを原動力にしたからこそ今があると思っています。ピンチはチャンスです。皆さんも、今の気持ちを忘れずに勉強に取り組んでほしい」という力強い言葉に、真剣な表情の本科生たちは大きくうなずいていた。

入学式に参加した本科生は、「お話の中で述べられていたようなリーダーになるために、まずは志望校合格という目標を達成したいと思いました」(慶應義塾大学理学部志望・男子)「ピンチはチャンスという言葉に気持ちが引き締まりました。夢に向かってまっすぐに進みたいです」(国公立理系志望・女子)と、決意を語ってくれた。