東進タイムズ11月1日号TOPIC関連記事
「合格」を勝ち取る最後のカナメ
これが合否を分ける答案作成力
センター試験まで約80日。志望校の入試で合格点を取るために、より具体的な戦略が必要となる。ここでは、合格力をつけるために必要な答案作成力とは何か、答案作成力を養うためにはどのような学習が必要かを考えていく。
質問1 なぜ答案作成力が必要なの?
答 合否を分けるのはたった1点の違い!
「2回試験をやれば半分の合格者が入れ替わる」といわれる大学入試。資料1を見てもわかるように、たった1点の間に数十人、大学・学部によっては数百人がひしめき合っている。それゆえ「合否を分けるのは1点の違い!」といっても過言ではない。
だからこそ合格するためには、ケアレスミスをなくして取りこぼしを防ぎ、1点でも多く得点する必要があるといえる。
質問2 答案作成力を身につけるためにはまず、
どうすればいい?
答 とにかく志望校の過去問に挑戦する
志望校の傾向に沿った答案作成練習を重ねて、自分に足りない力を一つひとつ補っていく作業で答案作成力が身についていく。具体的には志望校の過去問を解いて、自分で答案を作成してみることだ。問題を読んで簡単そうだと思っても、実際に答案を作成してみると意外と解答用紙を埋められないことが多い。このように、記述問題に挑戦すると、自分がいかに「わかったつもり」になっているかがわかる。「まだこの部分は知識が足りないな」「うまく答えが書けなかったな」など過去問を通じて知識不足だと感じたところは、教科書や講座のテキストに戻って補っていこう。
質問3 志望校対策のために過去問を解いているけどなかなか成績が伸びない。どうして?
答 自分では部分点がわからず採点しにくいので、問題点が見えていないのでは?
次に、知識不足な分野を固めながらなんとか答案を作成!と思っても、 答えをみると全く違ってがっかりというケースがあるかもしれない。合格点に到達する答案作成力を身につけるためにはもう一歩踏み込んだ学習が必要だ。
特に、記述問題は設問で聞かれていることを正しくとらえ、それにあわせて解答をつくることが求められる。
答え合わせをしておしまいではなく、答えをみてなぜ違うのかを分析してみよう。
質問4 合格できる答案作成のポイントを教えて!
答 まずは、「答案は第三者に添削してもらうもの」という意識を持とう!
ここで、編集部が実施した合格発表会場アンケートを見てみよう。現役合格者が「過去問を解いていて困ったこと」として最も多かった回答は「記述の採点ができない」であった。
実際の入試では、持っている知識を最大限に活かして、制限時間内に1点でも多く得点できる答案作成力が求められる。 そのためには自分が書いた答案を第三者の目で、きちんと添削してもらうことが必要だ。普段、人に見てもらうような文章を書き慣れていない受験生にとって、自分では正解だと思っていた解答が、答案として驚くほど不完全であるケースが多い。これまでに得た知識を総動員して考え、第三者に正しく伝わるように表現する力を磨くことが必要だ。(P6参照)
最後に、東進の答案採点者から合格答案を作成するために気をつけるべき5要素を教えてもらった。これらのことをきちんと整理して、答案作成力に磨きをかけていこう!
採点者がこっそり教える合格答案の5要素
(1) 題意を正しく読み取れ!
理解しているつもりになっていても、問いの趣旨とズレた答案があります。まずは、何を問われているのか、きちんと問題文を理解することが大切です。
(2) 白紙は論外!
白紙では、採点者にやる気が伝わりません。設問についてどこまで考えたか、自分の努力の経過が少しでもわかるようにアピールしてください。
(3) 正しい日本語で表現せよ!
記述・論述問題では、どの教科においても国語力が問われます。 自分の理解をきちんと人に説明できない、日本語になっていない解答を寄せる生徒が多いですね。特に、主語・述語が一致していなかったり、主語がなかったりという解答が多いです。
(4) 字は濃く丁寧に!
字が汚い、または薄いと読みにくいだけではなく、ケアレスミスを引き起こしたり、たとえ正解でも不正解に見えてしまったりして印象が悪くなります。字の「上手い」「下手」が問題ではありません。採点者に売り込むつもりで濃く丁寧に書くことが大切です。
(5) ケアレスミスは命取り!
英語ならスペルミス、数学なら計算ミス、国語・小論文であれば誤字・脱字などが挙げられます。注意力を高めて答案を作成し、答案を見直す時間をつくることで、ケアレスミスは減少します。
採点者からのメッセージ
採点者は、答案からにじみ出る受験生の姿勢を通して、「この大学に入りたいという意気込み」も見ています。ただ単にマルつけをしているのではないのだということを肝に銘じ、熱意の伝わる答案を作成してください!
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