この夏、成績をぐんと伸ばすために、まずはどのように過ごすかというスケジュールを立ててほしい。そのためには、ぜひ夏の間に模擬試験を受験して、現時点の自分の実力と第一志望校合格に必要なレベルの差を正しく把握することが必要だ。
今回行った難関大合格者アンケートでは、「夏に模擬試験を受験したか」という問いに対し、「はい」がなんと94.1%(下図1)。ほとんどの人が夏に模擬試験を受験していたことがわかった。「まだ入試範囲が終了していないから、模擬試験は受けるのは秋以降でいいや」という意識の受験生もいるかもしれないが、自分の実力を把握するために今すぐにでも受けてほしい。
受験生にとって、夏休みは応用力の土台となる基礎力を固める最後のチャンスだ。志望校合格に必要な基礎学力が身についているかどうかを測るためにも、受験生だけでなく高2生・高1生も東進の「大学合格力判定テスト」(7/20実施)を受験して、科目別・分野別に基礎学力の到達度を判定し、夏休みに何をすべきかを明確にしてほしい(下図2)。
模試を受験したら必ず復習を行い、自分の苦手分野をしっかりと把握して、合格までの設計図を作成しよう。
| 図1 | 図2 |
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入試は受験科目の合計得点で決まる。例えば、英語だけ満点を取ったとしても、ほかの科目が低ければ合格点に達することはできない。
中高一貫校を除き、高校の授業では、教科書の全範囲が終了するのは高3の冬であることが多い。しかし、センター試験や一般入試が始まるのは高3の1月。それまでに入試全範囲を完全マスターする必要がある。
直前になって慌てることのないよう、受験生は夏休みが終わるまでに、受験に必要な全科目に取り組み、ひととおり終了させよう。そのあとは、さらに基礎を土台に学習を深めて、入試対策に移る。高2生の場合、東進では冬までに受験全範囲をひととおり終了させることを目標としている。高1生は英単語1500語を7月末までに、数学I・Aは9月末までに終了させることを目標にして主要科目の基礎力を早期に完成させることを目指そう。
東進タイムズ4月1日号でも判明したように、難関大現役合格者の66.7%が高2までに志望校を決めていた。また、受験勉強を始めた時期と志望校を決めた時期はほぼ同じであった。つまり目標ができると、人は動き出せるということだ。志望校、すなわち目標を決めることと同じくらいに勉強の成果を大きく左右することが、将来の「夢」だ。「こんな仕事をしてみたい」「こんな人になりたい」そのような夢を持っている人は、受験にも強い。
このように、夢があれば目標ができ、目標があれば具体的な計画に落とし込むことができる。まさに好循環を生み出すのである。