勉強をいつごろやっていますか。朝ですか、昼ですか、それとも夜ですか。
人間の体にはリズムがあって、それぞれ決まった時間に細胞は活動をします。一日ごとの生活リズムは「サーカディアンリズム(日周リズム)」と呼ばれ、これは脳の「視交差上核」でコントロールされています。
もちろん、朝型人間・夜型人間など、人それぞれに言い分はあるでしょうが、サーカディアンリズム学によれば、一般に記憶力はホルモンの関係から、朝から午前中にかけてもっとも高くなることがわかっています。したがって、効率よく勉強するためには、午前中をいかにうまく活用するかが肝心なのです。
一方、ふだんから真夜中に勉強するのが習慣となっている人は、テストのたびに昼型に変えなければなりません。これはちょうど海外旅行でいう「時差ボケ」のようなものですね。じつは、時差ボケになると、海馬の神経細胞が少しずつ死んでしまうという事実が最近明らかになりました。これをうけて、いくつかの航空会社では国際線のスチュワーデスのフライト・スケジュールの大幅な改変を推進しています。テストは必ず昼間にありますから、できれば皆さんも昼間に勉強したいですね。
ところでバイオリズムには、一日単位だけでなく、一週間単位、月単位、年単位などさまざまなものがあります。ちなみに、一週間単位のリズムで言えば、学習効率が高まるのは金曜と土曜日であると報告されています。「金曜日効果」とよばれる現象です。理由はまだ科学では解明されていませんが、いずれにしても、週末は遊ばずに勉強するのがよいでしょう。