音楽を聴きながら勉強している人はいるでしょうか。いわゆる「ながら族」は一般には軽蔑されがちですが、あながち悪いわけではありません。まずは、しっかりとBGM(バックグラウンド・ミュージック)の効果を理解することが重要でしょう。
防音壁に囲まれたまったくの無音の空間におかれると、動物はふつう集中力を欠き学習能力がてきめんに低下します。気づくか気づかないかくらいの音(騒音やBGMなど)がないと、人間を含め、動物たちは気が狂ってしまうのです。そういえば静かすぎる図書館にいくと落ち着きがなくなる人がいますよね。あれも無音効果によるものなのでしょう。
しかし、やみくもにBGMをかければ良いのかというとそういうわけではありません。たしかに、BGMは精神緊張を和らげ、退屈感を少なくし、疲労感を感じなくさせる効果があります。とくに、比較的単純な学習の場合は、BGMは集中力を高める効果を発揮します。しかし、難問に取り組み、高度な判断を必要としているときにはかえってマイナスになるようです。また、BGMの効果は人によっても異なります。一般に、音楽が好きな人には良い効果がありますが、マニアには逆効果ですし、なにより無関心な人にはほとんど影響がないのです。ですから、暗記などのような単調作業のときにBGMを流してみて、まずは効果があるかどうかを確かめてみましょう。もしよく覚えられたという経験をしたら、同じような学習にはその曲を使うとよいと思います。これが条件反射となって、テスト中に学習内容を思い出すこともあるのです。BGMは使いようだと思ってください。