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<<2002/1


近年、重要度が増している小論文入試。
昨年の時事テーマが、今年の小論文入試にどう出題されるのか?
過去の出題例をもとに、今年のポイントについて小論文担当の河本先生にお話をうかがった。
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2000年度慶應義塾大学(経済−A方式)の問題より、当時議論が活発化していた「歴史教科書」を背景にした問題。
テーマを抽象化して出題している。
(クリックすると拡大画像を見ることができます)
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問題2
生物を生物ならしめている重要な特徴の1つは、「正確に自己複製できる」という点にある。しかし、自己複製の課程では、一過的な間違いや子孫にまで受け継がれる間違いが起こることがある。子孫にまで受け継がれる間違いが、どのようにして起こるかを説明するとともに、それがもたらす有利な点と不利な点について、500字程度で説明しなさい。(解答欄:横書き550字)
− 2001年度 東京工業大学(第7類−後期)
近年、頻出となっているクローンに関する問題。テーマを抽象化して出題している。
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実は、小論文入試において、今年起こった出来事をそのまま具体的に出題することはあまりありません。上で紹介した二つの問題のように、その出来事や事件を抽象度の高いテーマに変えて出題する大学・学部が多いんです。今年の場合も、たとえば「同時多発テロ」や「ヒトゲノム」などの基本的な知識を身につけるのはもちろんですが、それらをさまざまな立場や角度から論じる力が問われてくると思われます。
今年の入試で、文系・理系問わず狙われそうなテーマは「狂牛病」。狂牛病から見えてくる「食料供給」や「穀物分配」といった視点、また「国際援助」や「豊かさ(飽食の時代)」などの視点と関連して出題されることが十分考えられます。「中央公論」や「論座」のバックナンバーや、「現代用語の基礎知識」などの情報本で大学の教員の分析に接し、抽象的なテーマが出題されても想定されている具体的事例に思い至るような対策をして欲しいものです。
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