東進タイムズ6月1日号TOPIC
高2の夏から受験生
17ヵ月で158点の伸び!!
いよいよ夏。受験生にとって夏は天王山。「夏を制する者は受験を制す」というほどに、この時期の過ごし方で合否が分かれるといっても過言ではない。受験生の夏については、これまで東進タイムズでも、戦略や学習法について取り上げてきた。
そこで今回は高2生の夏に注目し、「高2の夏から受験生」と言われる所以(ゆえん)を探ってみた。
開始時期の違いで伸びの差35点!
まずは資料1を見てほしい。これは、2007年度に大学受験した東進生の成績データを元に、高2の夏からセンター試験本番までの得点の伸び(英数国の3教科600点満点)を受験勉強開始時期別に調べたものである。
高2の夏から受験勉強を開始したグループAは、本番までの17カ月間でなんと3教科合計で157.8点も伸ばした。
一方、高3の春から受験勉強を開始したグループBは123.0点。高3スタート組も必死で努力し、1教科あたり約40点伸ばしている。
ただ、約8カ月の開始時期の違いで、両グループの伸びには約35点の差がついたことになる。英数国の仕上がりが早ければ、その分理科や地歴公民といった選択科目の学習も早く進めることができるので、5教科トータルで考えればこの差はさらに広がると推測できる。
最終差は90点、もともと成績の良い生徒が早期スタートでさらに差が開く
今度は、高2の「センタープレ入試・8月」とセンター試験本番の得点(英数国)について調べた(資料2)。
高2の8月時点での得点は、グループAが277.6点、グループBが225.5点で、AのほうがBよりも約50点ほど高く、もともと成績がよかったことが判明した。
次にセンター試験本番の得点を見ると、グループAが435.4点、グループBが348.5点と、両者の差はさらに拡大して約90点となった。一般的に、同じように勉強すれば、得点の低い人のほうが伸びが大きい(同じ10点の伸びでも、60点の人が70点取るよりも80点の人が90点取るほうが難しい)。しかし、この結果を見ると「早くスタートすると、差はさらに広がる」ということが明らかになった。また、全国平均と比較すると、グループAが平均点より91.4点と大きく上回っていた。
最後に、グループA、Bそれぞれのセンター試験本番の英語の得点と伸びを比べてみた(資料3)。これを見ると、高2の夏の時点ではそう変わらなかった得点の差が、センター試験本番では10点以上開いていた。「受験勉強は高3になってから始めればよい」と思っている人がまだまだ多いようであるが、今回の分析により受験勉強を開始した時期が成績を大きく左右することがわかる。
特に自由な時間がたっぷりある高2の夏は、部活動や行楽、趣味の時間を持ちつつも、ぜひ受験勉強をスタートさせてほしい。
■データについて
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2007年卒の全国の東進生を対象として数値を算出した。高2-8月時の「センタープレ入試」の得点と、センター試験本番の得点の差を得点の伸びとした。グループAは、高2の8月から本格的に受験勉強を開始した生徒。グループBは高3の4月から本格的に受験勉強を始めた生徒である。いずれも高2の8月に「センタープレ入試」を受験した生徒を対象とした。
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