受験が本格化する2月、すでに多くの新高3生が来年に向けて受験勉強を始めている。「受験勉強の開始時期が合否を左右する」と再三伝えてきたが、受験勉強のスタート時期はいったいどの程度成績に影響してくるのだろうか。また、いつから開始すれば良いのだろうか。
そこで今回は、高1の2月に受験勉強をスタートした受験生と、高2の2月から受験勉強を始めた受験生の成績を比較してみた。その驚くべき結果をさっそく紹介していこう。
「受験勉強のスタートは、早ければ早いほど良い」とよく言われるが、受験勉強開始時期が、その後の成績にどのくらい影響を与えるのだろうか。
ここでは、2006年の「センタープレ入試・2月」の成績から、受験勉強開始時期を高1のグループと高2のグループに分け、一年間で成績にどのような差が出るかを調べた。
まず、資料1を見てほしい。これは、高1の2月から受験勉強をスタートした人と、高2の2月から受験勉強を始めたばかりの人の平均点である。
これによると、受験勉強開始時期の一年の差で英語で16.8点、国語で8.4点、数学では19.1点、3教科合計で44.3点もの差がついたことがわかった。
さて、次に受験勉強の開始時期が高1(2月)、高2(2月)、高3(4月)だと入試本番でどのような差がつくかを調べた(資料2)。
これによると、高1の2月スタートでは414.1点、高2の2月スタートは398.7点で、15.4点の差がついていた。この点差は600点満点の2.6%に相当する。2.6%なら大きな差ではないと思うかもしれないが、これをセンター試験の合否判定ライン(東進調べ・資料3)を参照すると、多くの大学においてA判定(合格可能性80%以上)とB判定(合格可能性60%以上)の差に相当する。入試本番一年前の成績(資料1)を考えれば高2の2月スタート組の追い上げは相当のものだが、本番までその差がなくなることはなかったのである。さらに高3の4月スタートに至っては、差が5%に開き、C判定に近くなってしまう。
ここで紹介した結果はあくまでもセンター試験の結果であるので、主要科目が早期にある程度仕上がれば、選択科目や志望校対策に多く時間を割くことができ、国公立二次・私大の試験の結果にはさらに差がつくことは明らかだ。
スタートを切るのに早すぎることはない。新高2生は、ぜひ今すぐ受験生への第一歩を踏み出そう。
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