いよいよ夏。受験生にとって夏は天王山。「夏を制する者は受験を制す」というほどに、この時期の過ごし方で合否が分かれるといっても過言ではない。受験生の夏については、これまで東進タイムズでも、戦略や学習法について取り上げてきた。
そこで今回は高2生の夏に注目し、「高2の夏から受験生」と言われる所以(ゆえん)を探ってみた。
高2の6月から受験を意識して勉強を始めた人と、高3の6月から始めた人とを比べると、どのくらい差がついているのだろうか。ここでは2007年度の「センター試験本番レベル模試」の成績から、模擬試験の受験開始時期によって平均点にどのような差が出るかを調べてみた。
まず、資料1を見てほしい。高2の6月から「センター試験本番レベル模試」を一年間連続受験した人と、高3の6月に初めて受験した人の平均点をそれぞれ算出した。
これによると、英語で30.3点、国語で14.1点、数学では30.5点、3教科合計で74.9点も差がついたことがわかった。
また、高3の夏前の時点で英・数・国がある程度仕上がれば、その分理科や地歴公民といった選択科目の学習も早く進めることができるので、5教科トータルで考えればこの差はさらに広がると推測できる。
さて資料2では、資料1と同じ受験生を対象に、約半年後のセンター本番の得点を比較した。これによると、高2・6月開始組は、3教科合計470.3点と全国平均を106.1点も上回るまで伸ばした。一方、高3・6月組も猛追し、高2・6月組との差を42.7点まで縮めた。 いかに最後の半年を頑張ったかが窺える。しかし、差は縮まっても結局追いつけず42.7点差が残ったとも言える。この点差は600点満点の約7%に相当する。この7%の差は、センター試験合否判定ライン(東進調べ)を参照すると、多くの大学においてA判定(合格可能性80%以上)とC判定(同20%以上)の差に相当する。さらには、センター試験レベルの完成時期により、両者にはセンター試験の得点だけでは現れない、二次試験・個別試験対策による差が開いていることも考えられる。
最近受験勉強を始めた高3生は、この一年間の遅れを挽回するに相当の覚悟を持って勉強に臨もう。高2生は、ぜひ早くから模試を受験して、目標を達成するためにやるべきことを認識し、受験生への第一歩を踏み出そう。
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