edited by TOSHIN TIMES
大学受験は東進ハイスクール 大学入試は東進衛星予備校 予備校の東進ドットコム















2008年2月15日号
東進タイムズ2月15日号TOPIC

Let's try the center exam!!2008年度センター試験に挑戦!!

「センター試験同日体験受験」に参加できなかった新高3生も、「今の時点でどのくらい解けるかな」という新高2生も、まずは挑戦してみよう!

ENGLISH - Written examinationー英語・筆記ー
There were some major changes again in the types of questions.昨年に続いて出題形式に大きな変化。語数・語彙のレベル(level)がともに上昇。

昨年度に続き、今年も問題構成が変更となった。特に、第4問から第6問で問題の形式が大きく変わった。

変更点を詳細に見ていくと、第4問Aでは昨年まで見られたグラフ(graph)の読み取りにかわり、表を読み取る形式となった。第6問は長く出題されていた物語文から論説文の読解へと変わった。とくに大幅な変更となったのが第5問。これまで出題されていた会話形式の文が姿を消し、図やイラスト(illustration)が素材となった。AとCはイラスト(illustration)に描かれた内容や意図を解釈し、それを正しく表現した英文を選ぶものであり、逆にBは英文の内容に合致する図を選択する形式となっていた。ただしいずれの問題も、出題の意図では同じ方向性を保っているといえる。

問題形式が大きく変わっただけでなく、設問も含めた総語数がさらに増加し、4000語を超えた。語彙のレベル(level)も上がり、設問自体はあっさりしたものが多かったものの、平均点はやや下がる結果となった。昨年の傾向を受け、分量をこなしていく速読力がますます重要になったといえる。

英語・筆記 傾向と配点
第5問 Bに挑戦

今年のセンター試験(center exam)では、昨年までの会話形式から、イラスト(illustration)や図を素材とした問題に変わったが、いずれも文字で表された情報と、視覚的な情報とを結びつける力を試すものであり、本質的には同じことが問われているといえる。今年度の出題では、特に解釈の困難な出題はなく、出題や選択肢の英文にも難解なものはなかったため、全体的に正答率が高く、この問題でもおよそ3分の2の受験者が正解にたどり着くことができていた。形式が大きく変わっても、出題の意図を的確にとらえ、落ち着いて取り組むことができれば十分に結果が出せるということがわかる。

クリックで問題が拡大表示されます。


ENGLISH - Listening examinationー英語・聞き取りー
Comprehending the situations was the key to finding answers.昨年よりやや難化。総合的な理解力がポイント(point)に。

昨年のリスニングテスト(listening test)と同じ出題形式であった。内容は日常的な会話やスピーチ(speech)が中心である。英文と質問は2回ずつ読み上げられ、解答をマーク(mark)する時間がその都度設けられている。

読み上げのスピード(speed)は昨年とほぼ同じでナチュラル(natural)な読み方であるが、日頃リスニング(listening)の練習をしていれば問題なく聞き取れる速さである。ほとんどの問題は設問も選択肢も素直であったが、対話の中の発言内容がそのまま正解とはならない問題もいくつかあり、判断に迷うところがあったかもしれない。単純な聞き取りの力だけでなく、文脈を総合的に理解する力が求められる問題であった。

英語・聞き取り 傾向と配点
第1問・問4に挑戦

今年の第1問では、ほとんどの問題が比較的高い正答率を示していた中で、新高3生が最も苦戦していたのがこの問4であった。正答率は2割を切り、リスニング(listening)試験全体でも最も正答率が低かった。

正解となる数値が読み上げ文の中にはなく、解答のためには聞き取った数値を計算しなければならないという点も難しかったが、いくつもの数値が連続して読み上げられることが、解答をよりいっそう難しくしていた。

会話の場面は日常的に十分ありうるものなので、こうした問題にもきちんと対応できるようにしておきたい。数字は目で見て意味がすぐにわかってしまうため、読み方がおろそかになりがちだが、価格や時刻など、いろいろな数字や単位を実際に声に出して読み、しっかりと身につけておく必要がある。

クリックで問題が拡大表示されます。


MATHEMATICS - I・Aー数学 I・Aー
The test had less calculations and more guidance, and was easier.計算量が減り、誘導が丁寧に。昨年より易化。

選択問題なしの大問4題の構成は昨年度と変化がなかった。また、各大問の分野構成も昨年と同じ。第1問後半で、昨年に続き、集合が題材として扱われている。各大問の配点は昨年と変わりない。計算量が昨年より大幅に減った分、時間的にも余裕を持って取り組めたと思われる。総じて、昨年より易化したといえる。

数学 I・A 傾向と配点
第3問に挑戦 (図形と計量、平面図形)

新課程3年目の今年は、昨年同様、相似な図形に着目する問題が出題された。正弦・余弦定理の使い分けはもちろんだが、平面図形の方べきの定理、接弦定理など、図形の相似などの特徴をつかんで、計算する必要のある問題が多く出題される傾向になってきた。ただし、今年の問題は昨年の問題と比べて、誘導が丁寧で、さらに方針も立てやすいため、基礎が理解できているかをみるのにちょうど良い。本番ではぜひ、完答を目指したいレベル(level)の問題である。

クリックで問題が拡大表示されます。


MATHEMATICS - II・Bー数学 II・Bー
The test had less calculations and more guidance, and was easier.形式変化なし。必答問題が難化し、選択問題が易化。全体として昨年並み。

必修問題2問、選択問題4題から2問選択の計4題の構成は昨年度までの形式を踏襲している。第1問の指数・対数関数では、昨年同様に融合問題が扱われている。問題量は昨年並みといえるだろう。必答問題がやや難化した一方で、選択問題がやや易化。全体としては昨年同様の難易度であった。

数学 II・B 傾向と配点
第4問に挑戦 (ベクトル(vector))

昨年と同じく空間が出題されたが、昨年は空間座標の成分の問題だったのに対し、今年は空間ベクトル(vector)を用いて、面積、体積などの図形の計量などを行う問題であった。レベル(level)に大差はないが、導入部が昨年よりやや穏やかになっており、得点しやすかったのではないかと思われる。ベクトル(vector)の垂直条件などは毎年のように出題されているので、内積が0になるという性質をどのように使っていくかまで理解していれば、難しくないはずだ。ぜひ、完答を目指したい。

クリックで問題が拡大表示されます。


JAPANESE - Japanese writing−現代文−
The criticism consisted of some contrasting ideas. Soseki’s description of sentiment was difficult to grasp.評論の問題文は今年も対比構造がポイント(point)。小説は夏目漱石の心理的な文章が読めるかが分かれ目。

国語全体における、大問数4、各大問の配点50点という形式に変化はない。第1問の評論と第3問の古文で解答数が一つずつ増え、解答数は38となった。第1問の問6で論の進め方を問う問題がA群・B群に分けた形で出題された。

第2問は過去に出題歴のある夏目漱石の文章が出題された。現代文全体では昨年並みのレベル(level)だが、小説の出来不出来によって差の出る可能性がある。

第2問・問3に挑戦

現代文に苦手意識のある生徒は、まず漢字・語彙といった基礎知識を固めることが先決だが、指示語や接続語などの文を構成する諸要素への配慮も欠かせない。こうしたところを確実に押さえていく姿勢は文章読解を根本から支える力になる。

例えば、主人公「僕」の心情を問うた問3の問題では、傍線部に「僕をして〜附纏わらせないものは」などといった漢文口調のやや耳慣れない言い回しや「酒に棄てられた淋しみの障害」といった比喩表現があって一見難しそうに見えるが、これは「この酒〜」の「この」を追っていけば直前に該当する内容があり、容易に正解にたどりつける。この点を見落として漫然と考えると(2)や(4)に惑わされてしまう。正解は(5)。傍線部あるいは傍線部周辺の指示語を活用して解くのは、センター試験(center exam)の基本パターン(pattern)である。

クリックで問題が拡大表示されます。


JAPANESE - Japanese and Chinese classics−古典−
Japanese classics were easy, while Chinese classics had longer passages with harder questions.古文は易化したが、主題が把握しきれていないと誤読の恐れあり。漢文は長文化し、設問内容も難化。

古文は近世の作品が出題された。問題文の分量が減り内容もわかりやすいものであったが、珍しい空欄補充があり、6年ぶりに文学史も出題された。漢文は逆に本文の量が前年度よりかなり多くなり、内容もやや論理的で厳しかった。問6で文章構成を問うなど新傾向も見られた。

古典 傾向と配点
第3問・問4に挑戦

古文・漢文では、単語・文法・句法などの知識で確実に点がとれる部分があるので、まず第一に基礎知識をしっかり身につけることが大事である。それに基づく正確な読みこそが、話の内容や心情、主題などを読みとる手がかりとなる。

今年の古文では、問4の(1)に空欄補充が出された。端的に主題にかかわる内容で、主人公の出会った女房の「何」がポイント(point) なのかが問われている。ここでは傍線部に「いはんや」という必修語があり、それに即して解釈する必要がある。そのことに気づいただろうか。そこから対比の内容を押さえてほしい問題である。

クリックで問題が拡大表示されます。