文部科学省は31日(金)、2021年から始まる大学入学者共通テストおよび英語成績提供システムを各大学が利用するかどうかについて行った調査結果を取りまとめ、公表した。
入試で大学入学共通テストを利用すると答えた割合は、国公立大学が90%以上、私立大学では65.3%だった。私立大学の30%は未定で、利用しないと答えたのは5%ほど。また、民間の英語資格・検定試験結果を利用すると答えた国公私立大学は41.4%、利用しないと答えたのは8.8%、未定は49.4%だった。
また、国立大学では全82大学中79大学が英語資格・検定試験を利用すると回答したが、大学入学共通テストの成績に加点すると答えた大学は40大学で、合否判定ではなく出願資格として利用すると答えた大学が44大学だった。そのうちCEFR A2 以上を求めるのは東京大学・京都大学など25大学、CEFR A1 以上が13大学だった。なお、北海道大学や東北大学は英語成績提供システムを利用しないとしている。現時点で利用方法を明示していない大学に対しては、文部科学省が速やかな公表を要請しているところだという。
文部科学省 共通テストおよび英語民間試験の利用についての調査結果に関する詳細は、同省のウェブページから。
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