 あ行
閏秒【うるうびょう】
天体観測をもとにした世界時(平均太陽時。UT)と、原子時計ではかった原子時(国際原子時。TAI)とのずれを調整するために加えたり引いたりされる1秒のこと。
 か行
協定世界時【きょうていせかいじ】
セシウム原子時計の示す原子時(国際原子時。TAI)と、地球の自転から求められる世界時(UT)との差が0.9秒以内になるように調整した時刻系。1秒を追加または削除して調整している(閏秒【うるうびょう】)。日本を含む各国の常用時刻は、これを元に設定されている。 UTC = Universal Coordinated Time。
グリニッジ平均時【ぐりにっじへいきんじ】
英国グリニッジを通る子午線(経度0度)上で、太陽が南中する時刻を正午とする時系。1967年、原子の放射によって時間の定義がなされるまでは、世界の標準の時刻系だった。 GMT = Greenwich Mean Time。
国際原子時【こくさいげんしじ】
世界中の原子時計の平均値から、秒の定義を実現する時刻系。地球の運動には影響を受けず、常に「一定」の時間間隔を刻み、1年に100万分の1秒も狂わないとされる。UT2(下記項目参照)の1958年1月1日0時0分0秒を起点にしている。 TAI = International Atomic Time。
 さ行
サマータイム【さまーたいむ】
日の出時刻が早まる4月〜10月に(北半球。逆に南半球ではだいたい10〜4月)、時計の針を1時間進めて、太陽光を有効活用しよう、という制度。現在、世界の70ヵ国以上で実施されている。各国によって開始日時、時刻が異なる。 DST = Daylight Saving Time。
自由原子時【じゆうげんしじ】
世界に散在する約200台の原子時計を平均して得られる、きわめて安定度の高い時系。これを一次標準器(国際原子時が、秒の定義と整合性を保つようにするための、特別な原子時計)で校正して国際原子時(TAI)を決定する。 EAL =Echelle Atomique Libre(仏語)。 Free Atomic Time(英語)。
世界時【せかいじ】
地球の自転から求められる時系で、UT0, UT1, UT2 がある。 UT = Universal Time。
UT0:平均太陽時。観測地点における地方平均太陽時を天体観測に基づいて計算したもの。
UT1:地球の自転軸が変化することにより生じる、地球上の位置による太陽時の変動を補正したもの。地球上の場所によらず一定。
UT2:UT1に、季節による地球の自転速度の変動を補正したもの。
セシウム【せしうむ】
原子番号55番のアルカリ金属原子。自然には質量数133のものしか存在しない。常温では銀白色をした金属だがナイフなどで容易に切れ、その融点は摂氏28度と低い。その基底状態における超微細遷移が、時間の定義として使われている。 Cs = cesium。
 た行
地方標準時【ちほうひょうじゅんじ】
世界標準時と紛らわしいので「地方」とつける。 Local Standard Time。
中央標準時【ちゅうおうひょうじゅんじ】
グリニッジ標準時(GMT)を9時間進ませたもの。1888年(明治21年)1月1日から日本で実施されたもの。当時はGMT+8時間の西部標準時もあったことから「中央」とついている。 JCT = Japan Central standard Time。
 な行
日本標準時【にほんひょうじゅんじ】
兵庫県明石市を通る東経135度線上の平均太陽時。協定世界時(UTC)を9時間進ませたもの。 JST = Japan Standard Time。
 は行
秒【びょう】
国際単位系(SI = Le Systeme International d'Unites 。仏語)では「1秒はセシウム133原子(133Cs)が基底状態にある二つの超微細準位間の遷移に対応する放射の 9,192,631,770(約100億)周期にかかる時間」と定義されている。
 ま行
 や行
 ら行
 わ行 |