大学入試の基礎知識

■センター試験とは

大学入試センター試験(以下、センター試験)は、毎年1月に一斉に行われる全国共通のマークセンス式の試験です。「大学入学志願者の高校における基礎的な学習の達成度を判定すること」を目的とし、国公立大学の一般入試志願者は原則として必ず受験しなければなりません。その他、国公立大学の推薦やAO入試、また9割近い私立大学がセンター試験を利用した入試を実施しています。大学志望者のほぼ全員が受験する試験といっても過言ではありません。

■17年度の結果概要

2017年度に行われたセンター試験の志願者数は57万5967人で、前年度より1万2199人増加しました。2年連続の志願者数増でした。志願者の内訳は、高等学校等卒業見込者が47万1842人で前年度より9507人増加し、高卒生は9万9118人で前年度より2664人増加しました。また、現役志願率(=高等学校等卒業見込者の志願者数÷高等学校等新規卒業者数×100)は43.9 %で、前年度より(0.5ポイント)増加し、過去最高となりました。

これらの要因としては、2017年度入試における新規高卒者が2016年度より約1万人増加したことや、国公立大学の推薦・AO入試でセンター試験の受験を要件にしている大学が増えていること、私立大学におけるセンター試験利用入試も引き続き増加していることなども挙げられるでしょう。
なお、センター試験本試験の受験率は95.13 %と前年度より0.09 %の微減となっています。

■出題教科・受験科目

センター試験の出題教科、科目は下表のとおり7つの区分に6教科・30科目(2017年度)が設定されています。

1.『 』内記載のものは,2つの科目を総合したもの又は2つ以上の科目に共通する内容を盛り込んだ出題科目とする。
2. 地理歴史及び公民の「科目選択の方法等」欄中の「同一名称を含む科目の組合せ」とは,「世界史A」と「世界史B」,「日本史A」と「日本史B」,「地理A」と「地理B」,「倫理」と『倫理,政治・ 経済』及び「政治・経済」と『倫理,政治・経済』の組合せをいう。
3. 理科(1)については,1科目のみの受験は認めない。
4. 外国語において『英語』を選択する受験者は,原則として筆記とリスニングの双方を解答する。

受験生は全ての教科・科目を受験する必要はなく、志望大学・学部の要求する科目だけを受験することになります。
国公立の場合、現在ほとんどの大学が5(6)教科7科目を課しています。具体的には、

理系……外国語、国語、数学(1)、数学(2)、理科から2(3)科目、地歴公民から1科目
文系……外国語、国語、数学(1)、数学(2)、理科から1(2)科目、地歴公民から2科目

が標準的な受験パターンです。 公立では難関大学を除き、国立より科目負担の軽い大学が多くみられます。また、私立大学がセンター試験利用入試を課す場合は3教科が中心となり、センター試験の成績だけで合否を判定する場合がほとんどですが、センター試験と個別試験を併用して判定する大学も増えています。

■数学・理科のグループ分け

2015年度入試から、数学と理科が2グループに分類されました。
選択方法については、数学は各グループから1科目を選択して解答するという従来同様のパターンです。理科については、4つの選択方法から1つを選び、出願時に申請したうえで解答することになるので、注意が必要です。
なお、理科(2)の「物理」「化学」「生物」「地学」には、一部に選択問題が出題されます。

■スケジュール

センター試験は、受験案内の入手から受験までに様々な手順を踏む必要があります。以下は2018年度センター試験の例ですが、受験までの大きな流れについては毎年ほとんど変更がありません。

重要なポイントをいくつかまとめておきます。