大学入試の基礎知識
改訂ポイント

 入試本番が近づけば、誰でも大なり小なり不安や焦りは生じるもの。ここでは、そんなときに何を行い、どんなことを心がければいいのかを確認していきます。

◆入試のスケジュールを再確認

 志望校が決まったら、1月から3月にかけて続く入試日程をカレンダーに書き込み、スケジュールを確認しましょう。その際、試験日だけでなく移動日なども記載しておくと、実際に学習に充てられる日数が明確になり、学習計画が立てやすくなります。

◆勉強はバランスよく

 受験直前はどの科目を集中的に行うべきか、悩む受験生も多いはず。しかし、受験直前に、得意科目だけを学習したり、逆に苦手科目の克服ばかりに力を注ぐといった勉強法は得策とは言えません。全科目をバランスよく勉強することが重要です。

◆発展的内容よりも基礎固めを

 入試結果を分析すると、難しい問題は点差がつかないので合否にほとんど影響せず、合否を決定づけるのは、易しい問題を取りこぼさなかったかどうかと、標準的なレベルの問題を完答したかどうかであることがわかります。
公式や用語・単語の確認や、教科書の基本事項のおさらいなどは、センター試験前にひととおり済ませましょう。また、模試や過去問演習で間違えた問題の見直しも大切です。間違った問題の答えだけでなく、解説を読んだり関連事項を確認したりして、知識をひろげておきましょう。ここで新しい問題集に手を出すのは厳禁です。それよりも、以前解いた問題集を繰り返し学習して、記憶の定着と理解を深めた方が、応用力が身につきます。

◆マークミスに注意!

 正解を導いても、指定された箇所にマークしなければ得点にはつながりません。今までの努力が一つのマークミスで水の泡になってしまわないよう、細心の注意を払いましょう。
(1)名前と受験番号は、最低3回確認する。
(2)大問ごとに問題数とマーク数が合っていることを確認。
(3)抜かした問題は問題用紙に必ずチェックを入れ、マーク欄がずれないようにする。

◆過去問演習で時間配分のトレーニング

 東進が行ったアンケート結果によると(グラフ参照)、「センター試験で得点するために改善すべきこと」で圧倒的に多かったのが「解くスピードを上げる」というものでした。時間に余裕のないセンター試験では、十分な量の過去問演習を重ねて解答スピードを上げることと、時間配分の巧拙が大きな鍵を握ります。最低10年分の過去問を実際の試験時間の約8割の制限時間内(たとえば、英語・国語は65分、その他の科目は50分)で解き、時間配分をつかむようにしましょう。

(1)最初に問題全体を一通り見て、時間配分をイメージする。
(2)得意な問題、できる問題から解く。
(3)「消去法」を活用する。
(4)不安な問題には印をつけておき、あとで見直す。
(5)自信のない問題も、すべて答えをマークする。
(6)自分が選んだ解答を問題用紙にも書き写す(自己採点時に必要)。
(7)見直し時間を5~10分設ける。

改善すべきこと

◆体調管理をしっかりと

 受験シーズン本番は1月から3月までの長丁場。この季節は風邪やインフルエンザの流行する時期と重なり、体調を崩しやすいので十分な注意が必要です。予防接種を受けるなどして予防に努めましょう。また、日常生活のリズムを朝型にし、本番と同じ時間に脳が活動するようにすることも大切です。

◆持ち物の総点検を

受験当日に必要な持ち物を、左のチェックリストを参考に確認しておきましょう。受験会場では、携帯電話で時間を確認することはできません。腕時計の準備を忘れずに。また、試験会場で休憩時間に体が冷えないよう防寒具を準備しておきましょう。筆記用具や弁当、防寒具などを忘れた場合でも、お金があればコンビニ等で購入することができるので、念のため現金も用意しておくと安心です。

受験当日持ち物リスト