Q.授業中に寝てしまいます。どうしたらよいでしょうか?
この方が回答してくださいました!
京都府出身、医学博士。東京大学工学部卒、東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。東京大学新聞研究所(現、東京大学情報学環・社会情報学分野)修了。経済企画庁内定辞退し、NHK入局。北里大学医学部卒業、東京大学大学院医学研究科・医学博士課程修了。東京理科大学客員教授、神戸大学学術研究員。現在は、受験生専門の本郷赤門前クリニックを開設し、院長として志望校合格をサポートする。
睡眠不足は受験で損をする?
必要な睡眠時間はひとりひとりによって異なります。授業中に寝てしまうのは、あなたに必要とされる睡眠が足りていない証拠です。睡眠不足で勉強しても、短期記憶が長期記憶に変わる割合は大幅に下がってしまいます。睡眠時間を削ってまで、勉強時間を確保しようとするのは、受験では損をすることになるのです。
「睡眠勉強日記」2週間をつけてみよう!
そして、睡眠時間の管理には、「睡眠勉強日記」がおススメです。「睡眠勉強日記」とは、寝た時間と起きた時間、そして勉強の進み具合を記録するものです。勉強の進み具合は5段階の大まかな記録で十分です。
たとえば、授業中に眠くなってしまい勉強に集中できなかった日の夜。「睡眠勉強日記」に起床・就寝時間を記入するとともに、勉強の進み具合はイマイチなので五段階の「2」と記録します。次の日は、睡眠を少し増やしてみましょうか。このような「睡眠勉強日記」を2週間程度つければ、自分にとって最適な睡眠時間が見つけられます。
最適な睡眠時間を見つけ、勉強効率を上げよう
そして、記録を続けると、睡眠時間と勉強の折り合いがわかってくるはずです。一番快適に勉強出来た日の睡眠時間を踏まえ、今後の生活に反映してみましょう。仮に勉強時間が減っても、勉強効率が上がることで成果につながります。
もちろん、いくら睡眠が大事と言っても、受験を間近に控える学生にとっては勉強時間を簡単に削ることは難しいです。そのため、勉強時間を確保するためには、スキマ時間の活用をおススメします。授業の休み時間や、通学時間などで効率よく勉強することで、睡眠時間を削らずに勉強時間を確保していきましょう! 頑張ってください。