Q.気の合う友人がいない
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東京都立大学大学院人文科学科博士課程満期退学(心理学専攻)、文学博士。国立精神・神経センター精神保健研究所地域・家庭研究室長。お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科教授を経て現在に至る。
対人関係は本当に難しいものですし、環境を決められている以上、人との物理的距離はどうしようもありません。ですので、人との心の距離を調節してみてはどうでしょうか。みんなとすごく仲良くなるのは大変でも気の合う人はきっといます。
信頼される自分づくりから始めましょう。
誰か信頼できる相手を作るには信頼される自分づくりから始めましょう。例えば、プリントを後ろに回すときに「はい。」とちょっとした一言をかけるなど、いい雰囲気を出していると周りの人も近寄ってきてくれます。
それでもやっぱり最初は疲れると思います。そんなときは家族や慣れ親しんだ人と話をしてエネルギーをチャージしてください!
とにかくまずはいい笑顔、近寄ってきやすい雰囲気作りですね‼
(※編集注:4月に取材を行ったための回答です)
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上智大学大学院卒、1997年博報堂に入社。もともと伝えることが得意ではなかったにもかかわらず、コピーライターとして配属され苦しむ。あるとき、伝え方には技術があることを発見。そこから伝え方だけでなく、人生ががらりと変わる。 日本人初、米国の広告賞「One Show Design」でゴールドを獲得(Mr.Children)。カンヌ国際クリエイティブアワードにて、金賞を含む計6つのライオンを獲得するなど、合計55のアワードを入賞受賞。郷ひろみ・Chemistryの作詞家として、アルバムオリコン1位を2度獲得。2014年、クリエイティブブティック「株式会社ウゴカス」を設立。日本のコミュニケーション能力をベースアップさせることを、ライフワークとしている。
人と話すのが嫌いになって、家にこもってゲームばかりしていたこともあります。あなたの「友だちと信頼関係を築きたい」という気持ちはよくわかります。
人との信頼関係を築くには、まずは「伝え方」を変えてみましょう。ポイントは「相手の頭の中を想像すること」です。人は、つい自分の思ったことをストレートに口に出してしまいがちです。一歩踏みとどまり、「どう伝えたら相手が喜ぶかな」「どう言ったら嬉しいかな」と想像して話すことで、コミュニケーションがスムーズになります。
例えば、友だちの鈴木くんに数学の問題を教えてほしいとします。ストレートに 「この問題、教えてくれる?」と伝えると、相手は「なんで自分が?」「面倒だな」と思うかもしれません。こう言ってみてください。「この問題、教えてくれない? 鈴木くんの説明ってすごくわかりやすいから、お願いしたいんだ!」
これは、伝え方の技術「認められたい欲」を使っています。相手の良いところをお願いの中に入れる方法です。「人は期待されると、それに応えたくなる」という性質を取り入れています。「説明がうまい」と褒められると嬉しいので、「教えてもいいかな」という気持ちになりやすいのです。
このように相手がプラスの気持ちになる伝え方を続けることで、相手との関係も少しずつ深まっていきますよ。