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学生特派員からの先輩レポート|東京大学|青山 敦

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2008年04月27日

自分を尊敬すること

最近の研究テーマで”自尊感情”について調べています。

自尊感情とは”自分は何でも出来るんだ!”っていう自己有能感だったり、”自分には価値があるんだ!”という自己価値観のことです。 

僕が思うに、人間にとって必要なものの一つに”自分を尊敬すること”だと思います。 無条件に自分を尊敬してあげることができないと、自分の力を発揮することもできないし、他の人を愛してあげることは出来ないんだと思います。

自分は意外と潜在的自尊心(≠プライド)高い方なのですが、なんだか最近自分を尊敬できなかったり、なんだかダメだなぁなんて思うことが多くて…(笑 まぁこういうときもあると思うけど、もっと自分にやさしくしてあげなきゃですね。

ちなみに自尊心の測定には”IAT測定(だっけ?)”というコンピューターによる手法を用います。 いかに肯定的な言葉(例えば素敵だとか、有能だとか)、否定的な言葉(不潔だ、無能だ)に対して自分というカテゴリーへの反応の速さの程度によって測定することが出来ます。

受験も同じですよね。 もちろん模試で良い結果を取ると(成功体験ってやつ)自信つきます。 でも結果が出ない中でも自分の力を、そしてそんな中でも頑張っている自分という存在を尊敬してあげないと可哀相かもしれませんね。


先週は川人ゼミに拉致被害者家族の横田氏、飯塚氏がいらしてお話をしていただきました。 

自分にはあんまし関係ないというかあんまし考えたことも無かったというか政治的な問題だと思っていたのですが…直にお話を聞くことが出来ていろいろと疑問に思うこともあったし、”家族を突然奪われて返してしまい、早く家族を返して欲しい”というただその気持ちなんだと感じました。 

自分は当事者ではないのでどれほど悲しいのかあまり実感できないですが、我々はこの問題にたいして関心を持ち続けないといけないんだと思いました。 当たり前だけど、無関心ってよくないですよね。 

今学期も”自殺問題””医師の過労死””若者と薬物問題””アスベスト問題”など幅広くゲスト講義、フィールドワークが行われる予定です。 夜回り先生こと水谷修氏もいらっしゃる予定なので、どんなお話をしてくれるか楽しみです。

自分は別に法学部でも、弁護士になるわけでもないけど、やっぱり自分の知らない世界というか人々の見えない痛みを知らないといけないので、今学期も潜り込んでいます(笑 

東大志望の皆さん、社会を担っていく東大生として受けるべき授業の一つなので、是非入学したら文理、科類に関係なく履修してみることをお勧めします。

では!


投稿者 青山敦 : 2008年04月27日 22:58

この記事に対する読者の投稿

こんばんは。
私は心理学部・心理学科に進学したいと思ってます。
でも、大学が沢山あって一つに絞れません。
何か良い案(大学を選ぶ基準)などありましたら教えて下さい。

投稿者 バイオレット : 2008年04月29日 22:29

>バイオレットさん

そうだよね。 大学には沢山の心理学部がありますので、選ぶの迷っちゃいますよね。

沢山心理学が有るけど、要は心に対していかにアプローチするかの違いです。 簡単に説明しますね(というかwikipediaから引用しました)

<基礎心理学>

;実験心理学→科学的経験主義の立場から観察・実験によって探求を推し進めようとする心理学。 感覚や知覚など比較的「低次」な機能から記憶や言語など比較的「高次」と言われる機能までを扱う。 

;認知心理学→心を脳という情報処理装置と解釈する心理学。 

;発達心理学→ 人の加齢に伴う発達的変化を研究する心理学。

;社会心理学→個人に対する社会活動や相互的影響関係を科学的に研究する心理学。

;深層心理学→ 無意識に想定される構造や心的過程によって、人間の行動や経験の意味を解釈し、解明しようとする心理学。 

などの基礎心理学を応用して

<応用心理学>

;臨床心理学→基礎心理学を応用して精神に不調を来した人々の理解および援助を指向する心理学 いわゆるカウンセラーです。

;犯罪心理学→犯罪事象を生ぜしめる犯罪者の特性や環境要因の解明を通して、犯罪予防や犯罪捜査、また犯罪者の更生に寄与することを目的とした心理学。 いわゆるプロファイリングです。

;心の哲学→、心、心的出来事、心の働き、心の性質、意識、およびそれらと物理的なものとの関係を研究する学問。 簡単に言えば、人の心と肉体の関係について。

ほか教育心理学、学校心理学、産業心理学 、環境心理学、交通心理学、スポーツ心理学、芸術心理学、宗教心理学、災害心理学、健康心理学、家族心理学、歴史心理学、政治心理学、民族心理学、空間心理学、経済心理学、軍事心理学…(笑 

この世の中の事象には必ずと言っていいほど人間の心が介在しているため、なんでも心理学が出来ちゃいます。 また研究対象が、認知、記憶、行動、感情、パーソナリティ、発達など広範囲に及ぶため、近年では他の学問領域との連携も始まっているからです。

と話しましたが、何のことはさっぱりですよね…(笑 

僕の場合は漠然と”こころ”というものに興味があって、んで日本一研究環境の整っている(であろう)東大にしました。 しかも駒場の教養でも色んな心理学授業が行われていて広く概論を学ぶことが出来ますから、心理学の概論を知ってから専門を選ぶことが出来るのです。 

主に認知心理学(駒場)、実験心理学、臨床心理学、社会心理学(本郷)が盛んですね。

分かっていると思うけど、心理学は学問である以上巷で流行っているような心理テストとか性格診断という科学的無根拠な心理学?ではなくて、科学的な実証性が求められます。 ちなみに心理学を学んだ所で人の心は読めないと思います。

かなり細かく統計だって使うし、実験室実験だってします。 臨床心理とか結構主観的?な心理学は例外にしろ、結構理系的な要素を含んでいます。 

個人的には社会心理学を専門にしているけど、その概念を臨床にも活かすのに興味があって”臨床社会心理学”にも興味を持っています。 

…と話がずれてしまいましたが、大学によってたぶん専門にしている心理学が違うと思うので、しっかりと調べてみる(教授の研究領域とか)と良いでしょうね。 どんな心の捉え方をしたいのかということではないでしょうか。

社会心理学だったら北海道大学の山岸俊男先生が有名ですよ(信頼と安心の構造についてとか) 

社会心理学に関してはまた機会を見つけて語りたいと思います。

投稿者 青山 : 2008年05月02日 21:41



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