学生特派員からの先輩レポート|東京大学|青山 敦
2008年05月02日
こころ
”心”って身近な存在でありながら、わかっているようでわからないものですよね。 純粋に”心ってなんだろう?”って興味を持つ人は少なくないし(自分も含めて)、世の中には沢山の心理学で溢れています。
今日はこんな質問を頂きました。
C.こんばんは。
私は心理学部・心理学科に進学したいと思ってます。
でも、大学が沢山あって一つに絞れません。
何か良い案(大学を選ぶ基準)などありましたら教えて下さい
>バイオレットさん
そうだよね。 大学には沢山の心理学部がありますので、選ぶの迷っちゃいますよね。
沢山心理学が有るけど、要は心に対していかにアプローチするかの違いです。 一部を簡単に説明しますね(というかwikipediaから引用しました)
<基礎心理学>
;実験心理学→科学的経験主義の立場から観察・実験によって探求を推し進めようとする心理学。 感覚や知覚など比較的「低次」な機能から記憶や言語など比較的「高次」と言われる機能までを扱う。
;認知心理学→心を脳という情報処理装置と解釈する心理学。
;発達心理学→ 人の加齢に伴う発達的変化を研究する心理学。
;社会心理学→個人に対する社会活動や相互的影響関係を科学的に研究する心理学。
;深層心理学→ 無意識に想定される構造や心的過程によって、人間の行動や経験の意味を解釈し、解明しようとする心理学。
などの基礎心理学を応用して
<応用心理学>
;臨床心理学→基礎心理学を応用して精神に不調を来した人々の理解および援助を指向する心理学 いわゆるカウンセラーです。
;犯罪心理学→犯罪事象を生ぜしめる犯罪者の特性や環境要因の解明を通して、犯罪予防や犯罪捜査、また犯罪者の更生に寄与することを目的とした心理学。 いわゆるプロファイリングです。
;心の哲学→、心、心的出来事、心の働き、心の性質、意識、およびそれらと物理的なものとの関係を研究する学問。 簡単に言えば、人の心と肉体の関係について。
ほか教育心理学、学校心理学、産業心理学 、環境心理学、交通心理学、スポーツ心理学、芸術心理学、宗教心理学、災害心理学、健康心理学、家族心理学、歴史心理学、政治心理学、民族心理学、空間心理学、経済心理学、軍事心理学…(笑
この世の中の事象には必ずと言っていいほど人間の心が介在しているため、なんでも心理学が出来ちゃいます。 また研究対象が、認知、記憶、行動、感情、パーソナリティ、発達など広範囲に及ぶため、近年では他の学問領域との連携も始まっているからです。
と話しましたが、何のことはさっぱりですよね…(笑
僕の場合は漠然と”こころ”というものに興味があって、んで日本一研究環境の整っている(であろう)東大にしました。 しかも駒場の教養でも色んな心理学授業が行われていて広く概論を学ぶことが出来ますから、心理学の概論を知ってから専門を選ぶことが出来るのです。
主に認知心理学(駒場)、実験心理学、臨床心理学、社会心理学(本郷)が盛んですね。
分かっていると思うけど、心理学は学問である以上巷で流行っているような心理テストとか性格診断という科学的無根拠な心理学?ではなくて、科学的な実証性が求められます。 ちなみに心理学を学んだ所で人の心は読めないと思います。
かなり細かく統計だって使うし、実験室実験だってします。 臨床心理とか結構主観的?な心理学は例外にしろ、結構理系的な要素を含んでいます。
個人的には社会心理学を専門にしているけど、その概念を臨床にも活かすのに興味があって”臨床社会心理学”にも興味を持っています。
…と話がずれてしまいましたが、大学によってたぶん専門にしている心理学が違うと思うので、しっかりと調べてみる(教授の研究領域とか)と良いでしょうね。 どんな心の捉え方をしたいのかということではないでしょうか。
社会心理学だったら北海道大学の山岸俊男先生が面白い本出してますよ(信頼と安心の構造についてとか) 社会心理学についてはまた機会を見つけてじっくりと語りたいと思います!
投稿者 青山敦 : 2008年05月02日 19:24
この記事に対する読者の投稿
読ませていただいて、参考になりました!!
私は社会心理学も含めて社会学全般をやりたいと思っているので、社会心理学の先輩の記事がアップされるのを楽しみにしてますww
投稿者 きょうこ : 2008年05月03日 00:48
>きょうこさん
いえいえ、こちらこそ頑張って書くのでお楽しみにしててくださいね^^
投稿者 青山 : 2008年05月03日 15:52










