学生特派員からの先輩レポート|早稲田大学|柏原生之介
2007年06月09日
親身な国。
実際にタイトルを書いたあとで国が親身なのか、なにか別なことなのか、そもそも根本から的外れなこといってるのかという気分になったんですが、とりあえず。
6月の1日に前に住んでいた、今思えば素晴らしい部屋をおいだされ、しばらくホームレスてきな生活をしていたわけではないんですが、今はスウェーデン人の友達の部屋に居候させていただいています。
授業も終わり、なんだかんだでばたばたしつつも無事日本への飛行機のチケットを買い、平和である意味なにも変わったことのない毎日を過ごしていますが、今回は少し前にあったことについて書きます。
まあまだうまく自分の中で消化しきれていないので、あんまり笑い話にできないんですが、1週間ほど前に、朝目を覚ますとそこには警察がいました。
これは冗談でもなにかの例えでもなく本物の警察官が3人たっていました。スウェーデンの警察官は日本の警察官とちがって、もっている銃が結構にはだかで装備しているので、それだけでもそういった姿に不慣れな日本人にとってはかなりびっくりするものです。そしてスウェーデン人は背が高い、威圧的なほどに。
警察3人のほかにはコーディネータの2人もいたんですが、まあこちらも寝起きで頭もはっきりしないまま5人に囲まれて、「いったいなんなんだ、これは夢か」と思いもしたんですが、そんなわけではなく、実際に起きたことでした。
その時になにが起きているかもよくつかめないまま、5人がスウェーデン語でなにか話しているのに耳を傾けながら、誰かが英語で説明してくれるのを待っていました。
どうやら、僕が最近他の早稲田からきた留学生と連絡をとっていないことを心配してコーディネータがきたらしい。そしてスウェーデンでは、他人の住居に入るのには警察官の同伴が必要だったので、3人は実際に多すぎるだろと思いはしたんですが、とにかくそういうわけで訪問したとのこと。
そのあと「ご飯はちゃんと食べてるか」「外にはでてるか」などと尋問にも似た質問を受け、警察が帰ったあとはどうやらコーディネータともっと会話が必要らしくて大学の近くのカフェまで連れて行かれ、Fikaしたわけですが。
ここで疑問に思ったのは、僕はつい先日にもスウェーデン人の友達の家でジャムセッションめいたことをしたり、友達とご飯をつくり食べたりと、なにも心配されるようなことをしていないと。
このことはコーディネータに話してわかったことだけれども、どうやらメールを送っても返事がこなかったり、電話がかからなかったりと連絡がとれなかったことが原因だったとか。
確かに、電話はベルギーで車にはねられていらい動いていないし、PCは調子が悪く使えない状態だったんだけども、まさかそのことがここまで(自分の中ではかなり)大きな事件を起こすとは予想もつかなかったと反省。
確かにコーディネータ側からしてみれば、留学生は母国の大学から一時預かっているもので、そこには責任っていうものがあるので、今までに経験のないことだったのでびっくりはしたけれども、そういうこともあるのかと思ったり。
しかし、日本からこんなに離れていても、無言で日本人とのつながりを強制されるというのはどうなのかとも思いました。
いろいろな授業をうけていて、(これは日本で授業をうけていたときも感じたことだけれども)、日本人だけでなく、アジア人というのは同じ国の人間で集まる習性のようなものをもっているように感じる。昔読んだ本にも同じようなことが書かれていて、これはきっとアジア人に対するティピスクなイメージなんだと思いました。
実に今回の事件ともよべるような出来事は、未だ自分の中でうまくつかめていないわけなんですが。つまり反省すべきこともあったわけだけど、例えば連絡手段など、でもこんなに日本から離れた場所で日本とあまりかわらないことを強制させられなければならないんだろうと思ったり。つまり文句はあるが文句をいう立場にあるんだろうかないんだろうか、みたいな。
とにもかくにも、今回のことで今では当たり前のことのようになってしまったインターネットや携帯電話、もうそれらから逃げることはできないんだなと思いました。
shonosuke
投稿者 柏原生之介 : 2007年06月09日 22:08










