« 総合問題 | メイン | 創成入試 »

2006年01月27日

創成科目

そうせいかもく
平成8年に文部科学省の依頼を受けて複数の大学の工学部長からなる「工学教育プログラム改革推進委員会」が組織された。そこで議論され工学教育の新しいありかたを実現する科目として提唱されたのが「創成科目」。「創成」は、もともとデザイン系の実際に物を作り出すことを含む科目の総称だが、この要素を工学の教育にも取り入れ、従来の知識詰め込みではなく学生自身が自ら課題を発見し解決していく姿勢を身につける科目として提案された。現在17大学※の工学系学部が参加する「工学教育実施検討委員会」によって推進されており、2001年度から各大学が実施に移している。教員から学生への一方的な授業形態ではなく、学生自らが頭脳と手足を動かして自主的に考えや行動を起こす過程を経験することが基本。例えば東京工業大学工学部金属工学科学科が実施する創成科目試行の一つ「たたら製鉄」では、自分の手で砂鉄から鉄を作ることを狙いとし、学生自身が反応炉を築いて送風機を回し、砂鉄と木炭を交互に挿入して4時間で鉄を作ることが授業の内容になる。ほかに「独創機械設計」「創造工学研修−惑星ローバーの製作・走行実験」など各大学で様々な試行がされている。こうした学生自らが考え、手足を使って何かを作り出す要素を取り入れた授業を創成科目と総称する。「創成型科目」と呼ばれることもある。
※「創成科目」導入大学(各大学の工学部、理工学部に導入)
北海道大学 東北大学 東京大学 東京工業大学 名古屋大学 京都大学 大阪大学  九州大学 群馬大学 金沢大学 岡山大学 徳島大学 大阪府立大学 早稲田大学  慶應義塾大学 芝浦工業大学 金沢工業大学

この用語に追記する

名前

こちらに追記内容を記入してください。


※受験用語集編集部にて原稿チェック後公開されます。