大学受験|地理
名人の授業
気鋭の講師シリーズ 山岡の地理B教室 PART II
はじめに
この本は『山岡の地理B教室 PART I』の続編です。
PART Iの「はじめに」にも書きましたが、この『地理B教室』は
①地理の学習をスタートさせたばかりの人や、地理はどうも暗記ばかりでどうも苦手だと思い込んでいる人に
②地理の「考え方」やリクツをわかりやすく伝えて
③地理は暗記科目ではないことに気付いてもらうために
④「講義の内容を読むだけ」でマスターしてもらう
ことを目標にした参考書です。
「中学程度の知識しかないよ」
「いや中学程度の知識も怪しい」
「高校の授業は聞いてなかった」
OKです。まったく問題ありません。そんな人のための本です。
「共通テストで高得点を取りたい」
「私大、国立二次の基礎固めをしたい」
この本を利用してステップアップしてください。
この『山岡の地理B教室PART II』では、
農業・工業など、人間の生産活動を中心にお話しします。
特にこのような分野は、
(工業都市名を並べるような)暗記重視の学習になりがちですが、PART I同様「なぜそうなるのか」「どうしてその地域なのか」といった原因と結果の関係に重きをおいて説明していきます。
大学入試に知識が不要なわけではありませんが、
理解できないことは憶えられません。
この点は、読み手(=君のことだよ!)の意識も大切です。
また、第13講の「地球規模の環境問題」に代表されるような
現代的なテーマを数多く扱っています。
なるべく最新の情報を盛り込み、
日常生活の実感に結びつく解説を心がけました。
これらが、受験勉強にとどまらず今後のみなさんの役に立つことは、私のひそかな望みです
(こうやって書いちゃうと「ひそか」じゃないけれど)。