大学受験|漢文


センター対策 漢文問題集

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◆センター漢文の解法を設問形式別に訓練しよう!

 センター試験の問題は、よく吟味された良問が多く、前身である共通一次試験の時代から、ほぼ一定した出題傾向があります。
 解釈(現代語訳)・内容説明・理由説明・趣旨の判別などの問題はほぼ定番ですし、読み方(書き下し文)と返り点の組み合わせの問題や、字(語)の読み方の問題など、数年続けて出る傾向のある問題もあります。漢字の用法と熟語の問題もよく出ますし、漢詩のきまり(とくに押韻)の問題も、時々出ます。
 こうした「よく出る」設問形式に、数学の公式のようにあてはまるような解法というものがあるわけではありませんが、どのようなことに注意して、どのように正解にたどりつくかのかということは、訓練によって身につけなくてはなりません。それには、設問形式別の解法ということを意識することが大切だと思います。


◆知識で絞れる問題を落とさない基礎力を!

 漢文は、基本的には「知識」の科目です。それは古文も同じですが、漢文はやらなければならない受験勉強の量が古文よりずっと少なくて、しかもセンター試験では配点は同じ五十点です。
 与えられた問題文の内容も、古文に比べてかなり易しいものですし、設問も、古文以上に「知識」が解答に直結するものが多い。
 ですから、とにかく、再読文字・否定・疑問・反語・使役といった重要な「句法」の力を万全にし、漢字の訓よみと熟語の力をつけることです。これは問題文全体の読解力のために必要なことなのですが、漢字の読み方の問題・熟語の問題・書き下しの問題・解釈の問題・漢詩のきまりの問題など、知識で答が絞り込めるタイプの問題を落とさないために不可欠です。


◆傍線の近くに解答の根拠を探すことがすべて!

 「知識」で選択肢を絞れる問題でも、最終的には「文脈」から正解を判断しなければなりません。
 また、配点の大きい、内容説明・理由説明・趣旨の判別・内容合致問題などは、当然のこと「文脈」から考えることになります。
 センター試験のようなマーク型(つまりすべて選択肢型)の問題の場合、すべては、正解の根拠となる着眼点と選択肢との合致問題です。つまり、選択肢に書いてあることが、問題文中にそのとおりにあったかどうか、ということです。
 出題者は、なぜそれが正解であるかを、根拠を示して説明できる問題しか作りません。ですから、正解の根拠は必ず問題文の中にあります。しかもそれはたいがいの場合、設問のための傍線部のごく近くにあります。それをいかにスピーディーに見つけることができるかが勝負です。この問題集で、ぜひそれを訓練してもらいたいと思います。


◆大問による時間配分の練習も心がけよう!

 この問題集によって、設問形式別の解法の練習をひととおり終えたら、センター試験の過去問による、大問(その年度の漢文の問題全体)の量をこなす段階です。
 その場合、漢文はふだんから一題十分、どんなにかかっても十五分の制限時間でやってください。
 現・現・古・漢の八十分の時間配分がうまくいかなくてマークできない部分が残るようなミスは、致命的です。漢文が得意な人はまず漢文を最初にやるという手もあるでしょう。
 大問による時間配分の練習ということを心がけてください。
 漢文は最も「満点」がとりやすい科目です。君たちの「満点」のために、この問題集が力になれれば幸いです。

三羽邦美

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