大学受験|日本史
一問一答
高速マスターシリーズ
日本史B 一問一答【完全版】2nd edition
「絶対に成績が上がる唯一の方法」をお教えしましょう。
それは,「できない問題ができるようになること」です。
そういうと,「そんなあたりまえのことを偉そうにいうな」といわれそうですが,「できない問題ができるようになる」以外に成績の伸びる方法がないことも事実です。
本書を使うと,自分はどの問題ができないかが一目瞭然でわかります。そこで見つかった「自分ができない問題」は,それこそ成績を上げる最大のチャンスなのです。できなかった問題を本書で繰り返し解いてトレーニングしてください。「自分ができない問題」を集中的にやることは,そのまま「成績の上がる部分を集中的にやる」ことにつながります。
実力がないのに難問ばかりやったり,実力があるのに超基本問題しかやらないなど,自分の実力を無視した学習をいくら繰り返しても,成績は伸びません。そこで,本書では,3年以上の歳月をかけて過去25年分の入試問題を完全データベース化し,そのデータベースをもとに入試に出る用語をランク分けすることで,志望大学や自分の実力に応じた学習ができるようにしました。
つまり本書は,「今の自分の実力と志望校のレベルから,どこをどのように覚えると最短距離で成績を伸ばすことができるか」を追求した,共通テストから難関大までのすべてのレベルに対応できる一問一答集なのです。
おかげさまで全国の受験生から多くのご支持をいただいている本書が,日本史一問一答の分野で圧倒的シェアを得ていることは,著者としてこれ以上の喜びはありません。
それに対するせめてもの恩返しということで,心血を注ぎ,それこそ「新刊5冊分以上」の時間と手間をかけて,今回の改訂作業を行いました。
今回の改訂のテーマは「これだけやれば良い」です。主に右ページの点について徹底的に改良・改善し,とにかく「これ以上受験生がやる必要はない」という次元にまで質を高めました。
問題文を根こそぎリライトするところから始まっているため,「改訂」と謳いながらも,文章の9割近くを書き直すこととなり,その結果,改訂作業に3年以上もの歳月を要してしまいました。
しかしそのおかげで,【完全版】という名に恥じない内容になったかと自負しております。