大学受験|日本史
一問一答
共通テスト対策
共通テスト日本史B一問一答【完全版】
共通テストはとても点数のとりやすいテストです。しかしこれは共通テストが誰でも得点できるテストであるという意味ではありません。共通テストで必要とされている歴史用語は非常に少ないです。しかしこのことは共通テストで学ぶ内容が少ないという意味ではありません。
共通テストは日本史の本質を問うテストです。本質とは日本史を本当に理解しているかどうかということです。英語や数学の試験は英語や数学の理解力を問う試験であるということは皆さんも異論がないでしよう。しかしなせか日本史の試験は皆さんが記憶力を問う試験であるかのように勘違いしていることが多いです。それは、今までに私たちが受けてきた日本史の試験の多くが記億力を問う試験だったからです。共通テストはこのような日本史の試験の問題点を改善するために作られたテストです。日本史を本当に理解していること,いいかえると歴史の本質を理解していることに主眼を置いたテストなのです。ですから私たちも,そのことを前提にして対策を練っていく必要があるわけです。
本書は一問一答です。一問一答というと一問一答的な丸記といった印象を与えるかもしれませんが,本書の内容は決して受験生に丸暗記を要するものではありません。日本史を本当に理解しているかどうかを問う正誤判定問題を中心に構成されています。足利義持か足利義教か,といったことは共通テストでは重要ではありません。その人物がどのようなポリシーを持って政治を行なったのかということが重要なのです。
本書の一問一答は「日本史を理解しているか」を問い,日本史の理解力を鍛えるための一問一答です。本書で間週えた問題については,右頁の解説だけでなく,普段学習しているノートなどを用いてしっかりと理解し直すように努めてくたさい。そうすることで,共通テストでの高得点獲得はもちろんのこと,日本史を本当に理解したうえで大学生となり,社会に出ていくことか可能となります。
そのために本書は,週去の大学入試センター試験の間題を共通テストに対応させるため,大半の問題に加筆・修正を加えました。改訂といいながら,新規執第並みの手間がかかりました。もう間違った共通テスト対策の勉強はやめましょう。本書によって,共通テストが点数のとりやすいテストであるということをわかっていたたき,あなたが日本史を本当に理解する受験生になってくれれは,著者としてこれ以上の喜びはありません。
金谷 俊一郎