大学受験|倫理

一問一答


倫理一問一答【完全版】

message.gif
 共通テストをはじめとした公民科目「倫理」で高得点を狙うには、単なる事項羅列型「一問一答集」では不十分! 哲学・思想のキーポイントを含めた入試本番実戦型の「一問一答集」でなければ、飛躍的な得点力アップは望めません。
 このようなコンセプトにおいて、予備校の現場で数多くの合格者を輩出してきた著者の信念から編集・改訂された全1,140問の「一問一答集」、それが本書です。
 特に、重要な思索テーマについて、古今東西の思想家の考え方を、幅広く横断的に問うという共通テストの出題傾向を踏まえ、共通テストやセンター試験の過去問、東進模試で出題された問題などを改めて分析し、そこに予想オリジナル問題を加えた、厳選された「一問一答」集になっています。特に注力したのは、「受験生の弱点になりやすいもの」という観点です。そのようにしてテーマ別に問題を分類してあります。このような“ 合格メソッド” が集約されているがゆえに本書は【完全版】なのです。

「確かに共通テストでは、ここが問われる!」
「この重要テーマは出題されそうだ!」
「こうすれば覚えられる! 理解できる!」

といった>学習の成果を本書では実感できることでしょう。受験生の皆さん、「実戦力と得点力は、こうやってアップするんだ!」という実感を味わってみませんか?

◎新テーマ〈「公共」と倫理〉掲載
 さらに、本書では新課程で新設される「公共,倫理」にも対応できるよう、「公共」分野で出題される倫理的問題を完全予想し、巻頭の「第0章」で特集しています。倫理的な視点から「公共」的な課題をどう考えるかということを、一問一答だけでなく会話文の問題を交えながら演習することによって、今後の出題傾向を知ることは、高得点を得るための必須条件となるでしょう。

◎本書の特長
 入試本番での実戦力と得点力が効率的にアップする本書の大きな特長は、以下の通りです。

①基本事項と時事問題・テーマの融合
 基本事項を過去問などからピックアップし、まずは、頻出度★★★★★を中心に、重要なポイントを押さえていくとよいでしょう。また、過去問などをもとに、共通テストで求められる力を想定した完全予想問題として改題または新作しています。特に、現代社会分野について、「新たな出題傾向や時事的なテーマには対応できないのでは……」という不安は無用です。試験に問われるであろう「基礎」から「最新テーマ」まで一気に学習することができます。

②時代の流れの中で思索テーマを理解
 源流思想、中世・近代・現代と、それぞれの時代の思索テーマがあり、その解決を目指す哲学が生まれています。まず、歴史的な流れに即したタテの理解を図っていきます。

③1つの思索テーマを比較
 「自由」「愛」「道徳」「責任」「正義」「義務」「宗教」など、1つのテーマを、時代を超えて、また洋の東西を超えて横断的に比較することが大切となります。古今東西の思想家によって同じテーマについて共通する考え方、あるいは異なる考え方が主張されています。特に、共通テストでは、類似点や相違点を比較させる出題が、大きな得点差となります。
 本書では、西洋・東洋・日本の思想を時代の流れに即して、わかりやすく理解していくとともに、古今東西の思想を比較するという視点を重視しています。

④共通テストでの「得点差」となる理由・問題点・対策など背景や流れを重視
 従来型の「一問一答集」では完全に対応し切れない最大の理由は、背景と流れがわからずに、単なる事項の暗記に陥ってしまうことです。現在に至るまでの歴史的なつながりや、グローバル化の視点から地理的な広がりも理解しておく必要があります。加えて、人間社会の諸現象(文化的・宗教的・倫理的な背景)の理解も重要となります。そうした背景や流れにこだわって問題選びをしています。この点に、共通テスト攻略のカギとなるという筆者の考えが込められているのです。

本書刊行によせて
清水 雅博

閉じる