大学受験|生物


生物問題集 合格100問【定番難問編】

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 こんにちは,田部です。私は40年以上にわたって大学入試問題の分析を行っていますが,近年の入試生物における変化は,これまでに経験した変化の中でも特に大きなものであり,多くの受験生たちは未だにきちんと対応しきれていないように思います。そこで,現在の入試に"完全対応"した問題集を作ろうと考え,既刊『生物問題集合格177問【入試必修編】』の続巻として完成させたのが本書です。本書の制作にあたっては以下の3つを重視しました。

【1】圧倒的な「網羅性」
 過去の入試問題(過去問)の99%以上は,教科書(学習指導要領)の範囲内から出題されています。それらのうちの約75〜80%を占めるのが,『多くの教科書に記載されている事柄を,比較的ストレートに問う「易〜標準」レベルの問題』,いわば大学へ合格するためにはミスの許されない必修問題です。『合格177問』ではこの必修問題のほとんどすべてを収録しました。過去問のうちの約20〜25%を占めるのが,『学習指導要領の範囲内ではあるが,多くの教科書に記載されていない実験・図・表などを提示し,“教科書の知識を応用する力”を問う「やや難〜難」レベルの問題』であり,難関大合格への鍵となる問題です。本書では,この「やや難〜難」レベルの問題のうち,近年の入試において出題頻度が高いものを「定番難問」と呼び,それらのほとんどすべてを収録しました(詳細はP.3)。

  『本書を徹底的にやれば,難関大合格の扉が開く!』

【2】徹底した「データ分析」
 全国209大学(詳細はP.5)およびセンター試験について,18年分(2003〜2020年)の入試「生物」・「生物基礎」や「総合問題(生物分野)」の過去問(約18,000大問)を収集・データ化した後,調査・分析しました。本書では,この分析結果にもとづいて問題を選定・収録しましたので,「よく見かける(ような気がした)から」「難しそうな図・表があったから」などという印象やカンに頼らない,真の「定番難問」演習が可能になります。なお,本書では,一題ごとに「出題頻度の変動」(詳細はP.4)や「入試出題頻度」ならびに「類題出題校」(詳細はP.7)を明確にするとともに,限られた紙面での学習効果を最大限に高めるための一部改題を行いました。

  『本当に出題頻度の高い難問を効率よく演習しよう!』

【3】正確で親切な「解答・解説」
 「教科書の内容をどのように理解・記憶するか」「教科書の知識をどのように使ってどのように答えにたどりつくか」「なぜ,このように考えてはいけないのか」など,ポイントを押さえた,正確で親切な解説を書きました。

  『解答・解説を丁寧に読んでちゃんとした実力をつけよう!』

2023年2月 田部眞哉

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