大学受験|生物

共通テスト対策


東進 共通テスト実戦問題集 生物基礎

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◆東進・生物科講師の緒方隼平よりご挨拶
 こんにちは。いきなりの質問ではあるが,DNA が二重らせん構造をしていることが解明されたのは今からどのくらい前か,皆さんは知っているだろうか? 答えは1953 年。それからまだ100 年も経っていないのである。そう,「生物」はすごく“若い”学問なのだ。簡単に言えば,わからないことだらけ。言い方を変えると,可能性に満ちあふれている。ある科学者の発見で,日々の生活が豊かになる。多くの命を救うことができる。地球を守ることだってできる。そんな生物という学問に魅了されて,少しでも多くの生徒に“生物の魅力”を知ってほしく,僕は日々授業をしている。今回は授業ではなく問題集という形になるが,この問題集が共通テスト対策のみならず,皆さんにとって生物に興味をもつキッカケになればと思っている。

◆本書の特徴
 本書には,オリジナル問題5回分と,その解答・解説を収録している。また,共通テスト「生物基礎」の出題傾向に加えて,2021 年〜2023 年度に実施された共通テスト「生物基礎」の分析も記した。ぜひ(というよりも絶対!),具体的な対策を講じる上での参考にしていただきたい。

◆学習の指針
 共通テストでは,単に生物用語を問う知識問題ではなく,“思考力”を必要とする考察問題が出題される。だからと言って,基礎知識をおざなりにしてはいけない。英語の長文をスラスラ読むためには,英単語や英熟語を覚えておくことが必要だし,数学の問題をスラスラ解くためには,最低限の公式を覚えておくことが必要である。同じように,考察問題をスラスラ解くためには,教科書に出てくる基礎知識を正確に理解しておくことが欠かせない。基礎知識があることを前提につくられている共通テストの対策には,従来のセンター試験と比べると,より多くの時間が必要となる。だからこそ,今すぐに勉強に取りかかろう!

◆積極的に模試を受験しよう
 共通テスト初年度ではない皆さんは,先輩たちと比べて共通テストに対してより具体的な対策を講じることが可能である。しかし,共通テスト型でかつ過去問ではなくオリジナルの問題は本書以外にあまり多くないだろうから,実践的な演習をさらに積むために,東進の共通テスト本番レベル模試を受験することを強くお勧めする。模試の結果から自分の成績状況を客観的に把握できることに加え,各分野の習熟度を測ることもできる。できるだけ多くの模試を受験し,共通テスト独特の出題形式・問題内容・時間配分に十分に慣れた上で,自信をもって本番に臨もう。

◆最後に
 「高ければ高い壁の方が,登ったとき気持ち良い」。
 どこかで聞いた台詞だが,本気でそう思う。くじけそうになったら,この台詞を思い出してほしい。とにかく真っ直ぐに,目標へ向かって進んでいこう。皆さんの合格を,心の底から祈っている。

2023年7月 緒方隼平

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