大学受験|生物

名人の授業


田部の生物基礎をはじめからていねいに【改訂版】

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こんにちは。田部です。
 本書は書名のとおり,高校の『生物基礎』を「はじめから」「ていねいに」勉強する本です。生物が全くわからない人が読んでもわかるように,あらゆる工夫をして,とにかく頑張ってつくりました。
 たとえば,見やすくてきれいな図をたくさん載せました。また,中学校の『理科』の知識などが必要な場合は,それらを含めて,ていねいに説明しました。ですから,この本は『生物基礎』をゼロからしっかりと固めるのには最適だよ。
 でもね,忘れないでください。この本は受験参考書だということを。本書は「見やすい」だけ,「ていねい」なだけではなく,君たちが,高校の定期試験や共通テストや大学入試で点をとることを応援するための本だということを。
 君たちが本書を使って「試験で点をとる」ために,まずは次に示す本書の特長と使い方を授業の前にちゃんと確認してください。

特長(1)図が巨大で・見やすくて・きれい
 この本の最大の特徴は,重要な図や複雑な図をできるだけ大きく,正確に描いてあるという点です。図が小さいと,細かいところが不正確になりやすいし,わかりにくいし,印象が薄くて覚えづらい。
 でもね,本書の図は「巨大に,正確に,美しく」をモットーにして作成されています。だから,一つ一つの図をジーッと見て,生物の複雑な構造・しくみ・経路などを正確に理解してください。

特長(2)これ以上ないほどていねいな講義
 生物は丸暗記では解けません。だから,ただ覚えるべき用語やポイントを羅列しただけの本では,初心者には理解できないんです。本書は,ゼロから理解できるよう,そして応用へと通じる基礎力が完璧に固まるよう,ふつうの参考書の2倍くらいのページをとって,一つ一つていねいに,口語調でわかりやすく説明しています。必ず理解・納得するまで読んでください。

特長(3)新課程の全教科書に対応した,最強の共通テスト対策本
 本書は,令和4年度施行の新課程『生物基礎』の全教科書(出版5社)に対応した,いわば「スーパー教科書ガイド」という側面ももっています。共通テストでは,教科書の項目や知識は出題されませんから,本書は最強の共通テスト対策本であるともいえますよね。暗記すべき重要用語は赤文字にしてありますから,重要用語の理解と記憶の確認に利用してください。また,各テーマの最後に確認テストを,各部の最後にチェックテストをそれぞれ入れておきました。各テーマ,各部ごとに,理解度と知識の定着度の確認を行ってください。共通テストまでの時間を考えて,試験で点をとるために,どこを優先的に押さえればいいのかを確認しながら勉強することが大切です。

 勉強は「わかる」と「得意」になります。「得意」になると「好き」になり,どんどん実力がアップして,点がとれるようになるんです。
 そういう意味でも,この本は「試験で点がとれる本」になっています。まずは,この本を楽しみながら読んでください。変に頑張らなくてもいいですが,この本のすべてが「わかる」まで読んでみてください。そうすれば,おのずと入試の生物基礎分野での高得点と志望校合格という結果がついてきます。本書を通して君たちを心から応援しているよ。

田部眞哉

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