全体概観
《地理B》


大問数と設問数は昨年と変化なし。マーク数は減少した(−1)。現代世界の諸課題がなくなり、世界地誌が2題となった。

分量については、大問6題構成が2006年以降連続している。設問数35は昨年と同じだが、マーク数は36から1個減って35となった。出題形式については、組合せ式の問題は12問(6択式9問、4択式3問)で昨年並み。例年同様に統計資料や図版が多用され、地理的な考え方や理解を問う問題が中心である。図版点数は前年から3点減少し25点で、そのうち写真は2点用いられた。出題内容については、「現代世界の諸課題」に関する大問がなくなり、代わりに地誌の大問が2題になった。第4問のヨーロッパ地誌は前年までと同様の総合的な地誌問題だが、第5問はインドと南アフリカ共和国の2か国を題材として、両者を対比させる新しい傾向の出題であり、難易度も高かった。第6問では、地形図の読図と長い会話文の読解を組合せた空欄補充問題が出題された。難易度については、どの大問にも受験生を迷わせる難問があり、十分な知識量と手際良い情報処理能力を求められた。大幅に難化した昨年並みか、それ以上にやや難しかったのではないだろうか。




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