全体概観
《倫理》


形式は例年通り、難易度も昨年並み。細かい知識問題が目立った。

大問4、小問37の構成は例年通り。形式も、本文の趣旨読解問題で目新しいものがあったほかは例年通りであった。第1問ではハンス・ヨナスやコミュニタリアニズムについての知識が求められ、また第3問ではスサノヲが犯した罪の内容や護国三部経など、難しい知識問題が出題された。第4問の西洋思想分野は比較的オーソドックスだったが、全体として知識事項で苦しんだ受験生が多かったものと思われる。高得点を狙う受験生には厳しい出題だったと言えよう。資料読解問題では室鳩巣『駿台雑話』やベルクソン『創造的進化』が出題され、読みごたえのあるものだったが、これは冷静に時間をかけて読めば正解が導けるだろう。昨年の倫理は平均点が大きく下がったが、本年も大きく回復することはないものと考えられる。




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