全体概観
《数学II・数学B》


誘導がかなり詳しくなった一方、微分積分の計算量が大きく増加したが、難易としては全体的に大幅に易化した。

第1問は〔1〕が指数・対数関数の問題、〔2〕が三角関数を含む方程式の問題である。〔1〕の前半のグラフの位置関係の問題はやや目新しい。また、〔2〕は丁寧な誘導がなされているので、計算の目的を見失わず、解き進めることが重要である。ここで確実に得点を積み重ねたい。第2問は微分法・積分法の問題で、2つの放物線に挟まれた部分と、正方形の共通部分の面積を考える問題。計算量が非常に多いので、要領良く対応し、後に時間を残すことが必要である。第3問は群数列の問題。例年よりは解きやすいが、番号のずれなど、ミスしやすい落とし穴があるので注意が必要。第4問は空間ベクトルの問題である。四面体の標準的な問題であり、内積計算、絶対値計算などが中心である。(1)の初めの絶対値計算が少し面倒であるが、以降の問題は数値も簡単であり、計算量も多くない。誘導に乗って計算していけば対応も容易。第5問は単純な反復試行による数直線上の点の移動に関する問題。設定された確率変数についての値の計算、その平均、分散の計算が中心。後半は標準化の手法により標準正規分布を考える。さらに信頼度95%の信頼区間を求める。正規分布表を正確に利用して計算することが重要。




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