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北海道 道立 旭川東高等学校 卒
東京大学 理科二類

野原 空くん

■共通テスト得点 677点/900点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 地理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 72 47 26 34 26 =205/440点
自己採点 80 50 35 35 25 =225/440点

■受験した感触・・・ 合格発表後に採点したので多分これくらいかなという点数です。落ちたと思いました。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 E 理科一類 D 理科一類 C 理科一類 E

逆転合格

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私が東大を目指したきっかけは学校の担任の先生に「東大目指してみたら?」と言われたことです。高1の一番初めの面談の時だったと思います。そこから少し東大を意識して勉強するようになりました。私は共通テストで大失敗し(683点でした)逆転合格することができたので何か参考になることがあれば読んでみてほしいです。

時期ごとに

  • 1,2年

まだ受験という意識は少なく、部活が終わったら取り敢えず東進が閉まるまで東進にいました。ひたすら受講をしていたと思います。定期テスト前はがっつり勉強して、ある程度基礎は身についていたと思います。このおかげで3年生からの勉強がすこし楽になりました。例えば、英単語、古文単語などはこの時期でどんどん覚えたほうがいいです。

  • 3年 4~6月

1,2年の時と同じ感じです。この時期に部活を引退しました。

  • 6~8月

東大特進コースの青木純二先生の「数学の真髄」、苑田尚之先生の「東大物理」、鎌田真彰先生の「東大特進化学」をプレ講座から受講し始めました。理科や数Ⅲを学校の進度に合わせて進めていました。

  • 9~11月

東大特進コースの受講と理科、数Ⅲを学校の進度に合わせてやっていました。少しずつ地理もやり始めました。防衛医科大学校を受験し落ちました。11月中頃に数学の教科書の範囲が終わりました。

  • 12月~共通テスト

12月初めくらいに理科の教科書が終わってくるので本格的に二次試験の過去問をやり始めました。たまに共通テストの演習もして共通テスト2週間前くらいから共通テストのみの勉強に切り替えました。

  • 共通テスト~二次試験

共通テストのリサーチ結果はEでした。かなり絶望したけど、切り替えて二次試験に向けて過去問を解きました。寝るとき以外はほぼずっと勉強していました。

教科ごとに

  • 国語

現代文は林修先生の講座を受講するのがいいです。古典は単語や文法など最低限覚えることは覚えて過去問を解いてくのがいいと思います。センター試験にいい問題が多いので共通テストの対策や二次試験の前の段階として活用するといいです。

  • 数学

青木純二先生にたくさんお世話になりました。通期講座で「数学の真髄―基本原理追究編」、東大特進コースで「数学の真髄」を受講しました。基礎レベルは定期テスト前に学校で配られる問題集で完璧にし、この講座で応用レベルを中心にやってました。時間を計って二次試験の過去問を解き始め、10年分解きました。

  • 理科

東大特進コースで苑田尚之先生の「東大物理」、鎌田真彰先生の「東大特進化学」を受講しました。過去問は二教科合わせて150分で解き、合計点数を最大にする練習をするべきです。分からない問題はすぐに飛ばし、分かるところから解きましょう。ある問題が分からなくてもその次の問題は簡単ですぐ解けることもあるので問題はすべて目を通した方がいいです。

  • 英語

英語は机に向かって鉛筆を持って勉強している時間の方が短かったと思います。英語は息抜きの感覚でやってました。ご飯を食べながら海外ドラマを見たり、移動時間で英語の小説を読んだりしていました。過去問はそんなにたくさんは解かなかったです(解く時間がなかった……)。

■東進東大特進コースについて

過去問演習講座

 できるだけ早い段階から過去問は解いて、自分の到達するべきレベルを分かっていた方がいいです。特に二次試験では自分の書いた答案を他者がどのように評価するかが大事なので「過去問演習講座」は役立ちました。解説も自分だけの力では理解できないところを理解できるようになったり、問題で問われている以上のことを教えてくれるので役に立ちました。

授業

 学校の授業だけではどうしても受験のために十分なレベルまで達することができないのでそれを補うのに役立ちました。特に東大特進コースの講座はどれも素晴らしくて、少し高校のレベルを超えた、しかし、受験のためには理解できていた方が良いことを教えてくれて良かったです。「数学の真髄」では解答に至るまでの考え方を教えてくれました。「東大物理」では私は先生の考え方を完全に理解することはできませんでしたが、あれを完璧に理解できれば東大の物理でもすらすら解けるようになると思います。「東大特進化学」では第Ⅰ期講座がお気に入りで無機化学の反応式140個ほどを詳しく解説するというものでした。このテキストは本番まで何回も見直ししました。

東大本番レベル模試

 返却までの時間が短く、忘れる前に見直しができるので良かったです。また、解説授業があり、それを見ることで自分で冊子の解説を見るだけより理解度が高まりました。

担任

 東進衛星予備校の担任の先生とは何回も面談しました。また、東大特進のことについても教えてくれました。その中でも一番最後の面談は志望校を決める大事な面談です。私はもともと理科一類志望だったのですが、その面談で先生が理科二類の選択肢を提案してくれました。結果、理科二類の方が最低点が低く、合格できました。そのまま理科一類で受けていたら落ちていたかもしれませんでした。まさに神の一声でした。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 知好楽(何事をやるにしても、知ってるだけの人より好きである人が勝っており、更に好きだけの人より楽しむ人が勝っている)という言葉がありますが、これは本当だと思います。私は教科ごとの得意、不得意はありますがどの教科も楽しんでやってました。新しいことを知るのは楽しいことなのでどんなことでも「これなんでだろう?」と思ったことは調べてみるといいと思います。それが直接今やってる勉強に関係ないように思えてもきっとどこかで結びつくときが来るはずです。もう一つは、最後まで絶対に諦めないでください。E判定でも合格できます。最後まで自分の可能性を信じ、努力をやめないでください。