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神奈川県 県立 相模原中等教育学校 卒
東京大学 理科二類

古瀬 彩夏さん

■共通テスト得点 818点/900点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 倫理,政治経済

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 88 35 32 40 34 =229/440点
自己採点 80 45 35 30 25 =215/440点

■受験した感触・・・ 良くも悪くもいつもと同じくらいでした。自己採点は感覚です。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科二類 A 理科二類 A 理科二類 C 理科二類 B

自分で考えて利用する

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

志望校決定について

 医療研究に興味があったため、初めは医学部に進学し研究医になりたいと思っていました。しかし医学部に進んだ先輩から医学部から研究医になる難しさを聞き、臨床医になりたいわけではなかったので他の学部から医療に関する研究をしようと思うようになりました。進振り制度に魅力を感じたのと家から通える国公立であったこともあり、高二の終わり頃「東大入試同日体験受験」を受けることを決めたのと同時に最終的に志望校を東京大学理科二類に決定しました。

勉強をどのように進めてきたかについて

  • 高二まで

高一の夏から最寄りの東進に通っていましたが、高三の四月中旬まで忙しい部活に入っていたため部活後にそのまま東進に寄って10時前まで勉強していました。学校の勉強と東進の受講による先取り学習がメインで、高二終わりまでに共通テストでしか使わない社会以外は終わるようにしました。

  • 夏休みまで

東大特進の受講で東大型の問題に触れ始めるとともに学校で終わっていない範囲の問題集を解きました。

  • 夏休み

過去問演習と東大特進の受講をメインに参考書なども使いながら時間をかけて復習をしました。

「第一志望校対策演習」を解きました。英語はリスニング前と後で各々時間を計って解くと時間感覚を鍛えられると思います。形式と直前にどれほど対策が必要かを把握するために、私立もこの時期に1年分だけ過去問を解きました。

  • 共通テスト前

12月頃から暗記科目はやる分量を増やしましたが、共通テストの問題集などは冬休み明けに始めました。逆に冬休み明けは東大のための勉強はあまりしませんでしたが、東大対策にも繋がるように意識して勉強を進めました。古典は共通テスト前に演習をたくさんしたので共通テスト後に東大の過去問も多めに解いて固め、化学は共通テスト対策を機に細かめなことも改めて暗記しました。

  • 共通テスト後

やったことのある過去問の復習と模試の過去問の演習をしました。周りより東大対策のスタートが遅かったのに、突然過去問を始めそのまま過去問中心で進めてしまったことは良くなかったかなと思います。自分がそのレベルに達してないと思ったら少し前の段階をまず鍛えるというのが大事だと思います。

得意科目と苦手科目の対策

 英語は得意な方の科目だったので、単語と忘れない程度に過去問を解くことしかやっていなかったら秋頃に点数がとれない時期が来てしまいました。最終的には英語に助けられたので、得意科目は触れ続けるようにするといいと思います。また高一頃から暇な時に英語を流し聞きする習慣があったことが英語を得意科目にしたように感じたので、しっかり聞かなくても流し聞きで英語を取り入れることも効果的だと思います。数学は最後まで苦手科目でした。特に東大型の問題はセットの難易度によってはかなり低くなることもありました。なので最後の時期はあまりにも低い点数をとることがないように、とるべきところは落とさないようにということに注目して対策をしました。計算ができればとれることの多い数Ⅲの積分や写像などよく出る苦手意識の少なかった分野を標準的なレベルまで固めました。

■東進東大特進コースについて

  • 授業……東大特進の授業はついていけば力になる授業ばかりだったので、何度も復習しました。そのため過去問と共に勉強の軸の一つになりました。今まで標準的な内容しかやったことのなかった私はついていくのが大変でしたが、先生のお話やテキストに書いてあることは全て理解するように調べて、テキストに載っている問題は解けるまで解き直してなんとかついていきました。
  • 過去問演習講座……添削をしてコメントをつけて返却してくれるため記述の採点基準を知ることもでき、取ってよかったと思っています。どこで減点されたのかをチェックすることでよい復習になりました。
  • 第一志望校対策演習……過去問演習講座同様、採点されて返ってくることがとてもよかったです。また、過去問の中から良問が選ばれているということで効率よく学習できました。分野ごとにまとめられているので自分がやりたい分野にしぼってできたため学習しやすかったです。
  • 東大本番レベル模試……返却が速かったためすぐに対策をたてやすかったです。また頻度もちょうどよく学習の一つの目標となりました。
  • チームミーティング……講座のとり方が特殊だったため、他の人は今何をしているのか把握できたのでよかったです。またチームミーティングを通して東進に友達ができ、お昼休みなどを一緒に過ごす仲間ができたことが東進に通い続けることにつながりました。
  • 東大生スタッフ……定期的に電話をかけてくれたので、気軽に実際に合格した先輩に相談することができました。秋の模試でC判定をとった時に自分から電話をかけたら、具体的にどうしたらいいか一緒に考えて下さり、これからの道が開けてとても安心させてもらいました。あの機会がなければその後立て直せていなかったと思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験を通して大事だと思ったことは、いい意味で周りを利用しながら自分で考えて進めることです。東進のたくさんのコンテンツ、学校の先生や東進のスタッフ、家族、友人などのサポート、学校の自習室や最寄りのカフェなど私たちは受験勉強をする上で様々な環境に恵まれています。それらに頼りっきりになるのではなく、自分で今必要なことを考えて自分で選んで利用していくことが合格に効率よく近づくことにつながると思います。受験生の一年間は辛いこともありますが、多くの達成感も感じることの出来る一年です。楽しむ余裕も持ちながら頑張ってください!