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愛知県 県立 旭丘高等学校 卒
東京大学 理科三類

花井 英介くん

■共通テスト得点 825点/900点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 地理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 86 61 31 42 44 =264/440点
自己採点 85 50 40 40 45 =260/440点

■受験した感触・・・ 数学ダメだ~ 来年再挑戦かも~

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科三類 B 理科三類 B 理科三類 C 理科三類 A

公立高校から現役合格するには?

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

はじめに

 私は中学生頃から漠然と東大に行きたいと思っており、高校2年生のときにあることがきっかけで医師を志すようになったので東大理三を目指しました。とはいえ私は学習進度が速くない公立高校出身で、部活を高3の始めに引退してからも9月まで文化祭の準備に全力を注いでいたため、他の受験生よりも短時間で受験勉強を仕上げる必要がありました。そんな私の受験との向き合い方を綴っていくので、参考にしていただければと思います。

受験戦略

 まず大切なのは最終的に到達したい目標点を設定することです。私はそれぞれ
 共通テスト……850/900(国語170 数学200 英語190 地理90)
 二次試験……310/440(国語45 数学85 理科90 英語90)
 を目標点としていました。今思えば少々高いハードルだったかもしれませんが、各教科でこれらの目標点をこえるにはどうすべきかを考えて勉強計画を立てていました。
 
 次にこの目標を達成するための各教科の勉強方法です。
  • 現代文

目標は20点だったので、勉強は東大特進の林修先生の授業の予習復習をきちんとすることにとどめておきました。

  • 古典

目標は古文10点、漢文15点だったので、基本的な知識を入れた後は東大特進の授業に集中しました。

  • 数学

目標はおよそ4完で、もともと数学は得意な方だったので高3に入ってから過去問を演習し、計算ミスを防ぎ時間内に取りきる訓練をしていました。

  • 物理

目標は45点で、東大特進の苑田尚之先生の授業の徹底的な予習復習と自分の持っている問題集や過去問の演習をしました。

  • 化学

目標は45点で、時間をかければ大概の問題は解けるが制限時間があるとダメになってしまうという課題があったので、自分のもっている問題集や東大特進の授業を完了した後は東大の過去問や各種東大模試の過去問で本番の立ち回り方を意識した練習をしました。

  • 英語

目標は90点で、内訳は1-2-3-4-5の順におよそ16-15-24-15-20点で、解答の順番は2A(5分)-2B(5分)-4B(10分)-1A(10分)-4A(5分)-下読み(10分)-3(30分)-5(25分)-1B(15分)-見直し(5分)としていました。退屈な勉強は苦手だったので単語帳や熟語帳はあまり勉強せず、リスニングは自分の持っている問題集や東進の東大リスニングアプリでこまめに練習するようにし、あとは東大特進の授業を受け、東大の過去問等を演習していました。東大英語は時間との勝負なので、セット演習はかなり効果的でした。


 過去問を解いている段階ではこれらの目標点数は概ね達成できていましたが本番ではあまりうまくいかなかったので、そういったことも見越してあらかじめ目標は合格ラインより高くしておくといいと思います。

おわりに

 改めて文字に起こしてみると分かるように私は何か特別な勉強をしたわけではないです。逆に言えば、自分で目標を立て、それを達成するためにじっくり考えて緻密な計画を立て、それに沿ってきちんと積み上げていけば、どんな人も東大に手が届くということではないでしょうか?
 自分を取り巻く世界やシステムを活用できればどんな逆境も乗り越えられると、私は確信しています。

■東進東大特進コースについて

東進衛星予備校について

 私が受講していて最も成績が伸びたと感じる授業は苑田尚之先生の「ハイレベル物理」です。高2の4月ごろに物理は初学の状態でこの講座を受け、初めて触れる概念に困惑しつつも苑田先生のシンプルかつ論理的な授業に必死でついていき何度も復習すると、高2が終わる頃には物理が得意科目になり入試でも通用するレベルに達しました。(本番ではあまりふるわなかったですが……) 他には宮嶋俊和先生の「東大対策理系数学」も良かったです。

東大特進コースについて

 基本的に全教科受講しどれも良かったですが、中でも特に良いと思ったのは林修先生の現代文と苑田尚之先生の物理です。林先生の授業では感覚に頼るのではなく再現性のある解き方を教えてくださるので、それを吸収することで自分の力が伸びていくのをひしひしと感じました。苑田先生の授業では基礎から物理学を教えてくださるので、東進衛星予備校の方で受講していた「ハイレベル物理」の内容の確認として確固たる物理の力を身に付けるのに良かったです。
 その他にも、武藤一也先生の東大リスニングの授業はそれまでリスニングのやり方を教えてもらうことのなかった自分には効果的でした。

東大本番レベル模試

 東大本番レベル模試は他塾の東大模試よりも回数が多く、だんだん勉強に力を入れだす6~7月や共通テスト後の最後の仕上げ期間の1月に実施されており、返却もとても早いためこの上ないペースメーカーになりました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 大学受験、特に公立高校からの東大受験を成功させるためには、学校に任せっきりになることなくどれだけ自分で先取りして学習を進められるかが大切になります。そのためには東進のシステムをうまく活用して自分のペースでサクサク勉強するのが最も良いと思います。
 また、本番が近づくにつれて不安や恐怖は募っていく一方でしょうが、そんなときに自分のやってきたことを振り返ってみて「これだけやって落ちたら東大がおかしい」と納得できるように入念に準備しておくことをオススメします。