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千葉県 私立 渋谷教育学園幕張高等学校 卒
東京大学 文科一類

松本 京香さん

■共通テスト得点 764点/900点

■共通テスト得点選択科目 世界史 日本史 物理基礎 化学基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 75 31 49 37 38 =230/440点

■受験した感触・・・ 国語と数学ができず、1日目は落ちたと思った。世界史の一問一答も3問落としたが、英語で挽回できた。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 D 文科一類 C 文科一類 D

判定が悪くても

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は特に東進の模試の成績がふるいませんでしたが、自分のしている勉強を信じてあまり落ち込みませんでした。同じような状況の方がいるならば、参考にしていただけると幸いです。いつから受験勉強を始めたのかということはあまり意識していなかったので分かりませんが、勉強時間が一気に増えたのは高校3年生の春休みだと思います。友達に勧められてインストールしていたアプリで、勉強時間と科目を記録しながら1日11時間程度勉強しました。自分がどの科目をどれくらい勉強したかが一目で分かるので愛用していましたが、記録するときにほかのスマホアプリもいじってしまうので注意が必要だと思います。共通テスト対策は12月頭の学校の二学期の期末試験が終わったころから、センターの過去問を解いて復習を繰り返していました。英語以外の共通テストパックはあまり解きませんでした。12月と1月の共通テスト手前までは共通テストの勉強が9割を占めていたので、二次試験の勉強に戻すのが大変でした。スマホについては受験の直前期も息抜きが必要だろうと考えて、スマホの使用制限をかけず自分で時間に気を付けながらYouTubeを見ていました。科目別に何を勉強したかを書いていきたいと思います。
  • 英語

単語帳は高1から受験までに10周はしたと思います。フラッシュカードも活用しました。文法や熟語もそれぞれ一冊ずつ参考書を購入して、単語帳と同じく何周もしました。英語のリスニングは過去問を解いてシャドーイングをしていました。このおかげでリスニングではかなりいい点数をとれました。

  • 数学

問題集を解いて復習を繰り返しました。共通テストでは過去問の数ⅡBでかなり苦戦しましたが、本番の共通テストでは難化したこともありなんとか乗り切れました。二次試験での数学の点数は安定しなかったので、他の安定して点数をとれる英語などの得意科目があると安心だと思います。

  • 国語

古典は過去問を解いて復習をするということを繰り返しました。単語や句法などの基本事項は付け焼刃だったので、本番の古文はあまりふるわなかったかなと思います。漢文は簡単だったので何とか読めました。現代文は林修先生の授業の予習と復習しかしませんでした。本当に分かりやすく、論理的に考えて解くということが身についたので強く勧めます。

  • 世界史

高2では定期テストのために暗記するだけでした。高3の春休みに自分の知識不足を実感し、本格的に始めました。まずは一問一答を何周も繰り返して知識の定着に努めました。教科書の既習範囲の通読を夏休みに1回行い、直前期に2周ほどしました。東大特進では荒巻豊志先生の講座を受講しました。知識でしかなかったことが、授業を通して理解につながり本当に面白かったです。こちらも強く勧めたいと思います。

  • 日本史

二次試験の科目の中で最も対策が手薄だった科目だと思います。一問一答が二次試験ではありませんが、共通テスト対策としても二次試験対策としてもある程度の一問一答の知識は必要だと感じました。既習範囲の通読は世界史と同じような感じです。共通テストまでは社会科目は世界史ばかりやっていましたが、共通テスト後は日本史ばかりやっていました。論述対策としては学校の論述講習を受けました。

  • 理科基礎

社会科目を考慮して、暗記が比較的少なく時間があまりとられないだろうと考えて物理基礎と化学基礎を選択しました。高3は他教科の勉強が忙しくなると思い、特に物理基礎は高1の冬から始めて高2のうちに1周しました。理科基礎は高3の一年間を通して40時間ほどしかやりませんでした。


 共通テストも二次試験も終わったときにはだめだと思いましたが、最終的には合格できて本当に良かったです。大事なのは失敗してと思っても、次の科目に引きずらないということだと思います。難しいことだと思いますが、頑張ってください。

■東進東大特進コースについて

 過去問演習講座は記述の採点をしてくださるので、とてもありがたかったです。過去の先輩の得点分布と自分の偏差値がわかるのは本当に良かったので続けていただきたいなと思います。林修先生の現代文では何回も丁寧に予習をして授業に臨み、授業後は添削を通して復習をきっちりするだけで現代文がかなりできるようになりました。テストゼミでは時間を意識して解けるようになりました。特に夏休みに集中して何題も授業で過去問を解けたことがとてもよかったと思います。林修先生の雑談も面白かったです。荒巻豊志先生の世界史ではしっかり予習と復習をすることで世界史の成績が伸びたように感じます。世界史の知識を暗記するときも、先生のおっしゃっていたことと紐づけしながら覚えることで効率よく進めることができました。第1問の解説では世界史だけではなく文章の書き方のテクニックや将来必要となってくるような一般常識レベルの話までしてくださり、東大の入試に限らずいろいろな場面で役に立ちました。私が好きな第1問は13世紀の世界の一体化の問題です。祝勝会のときの解説も面白かったです。東大入試同日体験受験は自分の実力が正確にはかれて参考になると同時に、危機感をおぼえて本格的に受験勉強を始めるきっかけともなったのでとても良かったです。東大本番レベル模試は解答用紙が本番とそっくりだったので、本番では焦ることがなく解けたと思います。返却が速いので、復習もすぐできて良かったです。東大生のスタッフの方々は受験で焦っている時に電話で話して勉強のことについて教えてくださったり、現代文の添削をして丁寧にコメントをしてくださったり、授業の前に受験の時の体験談を話してくださったりしてモチベーションの上昇につながりました。東大特進のおかげで合格したと言っても過言ではないです。1年間本当にありがとうございました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 社会科目の暗記は高校二年生のうちからはやめにやっておいた方がいいと思います。合格発表までは後期の勉強をしようと思いましたが、いざ前期試験が終わるとだらけてしまいあまり勉強しませんでした。合格発表当日は夜更かしして6時半に寝ましたが、10時半に起きてしまい気が気でなかったです。12時まではゲームアプリを無心でしていました。1年間しんどかったけれど、がんばってよかったです。