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北海道 道立 札幌南高等学校 卒
東京大学 文科一類

青木 菜保さん

■共通テスト得点 815点/900点

■共通テスト得点選択科目 世界史 地理 物理基礎 化学基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 83 46 53 42 35 =259/440点
自己採点 80 35 45 30 30 =220/440点

■受験した感触・・・ やり切ったけど後から考えるとやらかしたかも。自己採するメンタルはない……

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 A 文科一類 A 文科一類 A 文科一類 C

自分を信じて!

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

高1・2

 ヴァイオリンに全力を注いでいたので家で勉強はほぼせず、東大受験はあまり考えていませんでした。それでも学校の実力テストでは上位一桁順位をキープできるように、学校の課題やテスト勉強は手を抜かず、通学時間は英単語帳をひたすら聞いて覚えていました。私にとって長時間睡眠はとても重要だったので、家で夜2時間勉強して学校の授業で6~7時間うとうとするより、家で寝て学校で最大限集中するほうがよかったのだと思います。

高3春(4~6月)

 東大入試同日体験受験で負けた学校のライバルに勝ちたいと謎に燃えていました。今考えるとこの時期が一番やる気がありました。東進に入ったので学校が終わったら東進に行って青木純二先生の数学の真髄―基本原理追究編を受けていました。ほとんど数学の勉強しかしませんでしたが、この講座で学んだ論理的思考力は一生の宝だと思います。しかし暗記が嫌いで世界史を後回しにしてしまったのは失敗でした。世界史は後からでも伸びるというのは事実ではありますが他教科の大きな犠牲を伴います。できるだけ早く取り掛かってください。

高3夏(7~8月)

 世界史が全く覚えられないせいで、私は本当に文系でよかったのかと悩み始めて勉強に集中できませんでした。夏休みは受験生なんだから10時間くらいは勉強できるだろうと思っていたらそんなことは全くなく、目標を達成できない自分に失望してやる気がなくなる負のループに入ってしまいました。もし今読んでくださっている方の中に同じような方がいらっしゃったら、自分を責める必要はありません。同じような人はたくさんいます。まだまだ間に合うので、切り替えて今日からできることを始めてください。

高3秋(9~11月)

 家ではだらけてしまうので、東進で閉校時間まで勉強するようになりました。夜遅く迎えに来てくれた親には本当に感謝しています。学校の先生方が添削をしてくださり、英国の成績は緩やかに上がっていました。しかしやはり世界史は苦手のままで、秋の模試も世界史は偏差値50を下回りました。その頃は、東大第二問の過去問を教科書を見ながらひたすら解き進めていただけで、答えを覚える努力を怠っていたのが悪かったと思います。過去問も模試も、一回やった問題は必ず解けるようにする復習が最も大事です。自分の力不足を受け入れるのは怖い時もありますが、結局それが合格への近道になると思います。

共通テスト前

 冬休みに入ったころに共通テスト対策をはじめ、英語と数学は共テ対策はせず記述問題に毎日触れていました。この時期でも共テ世界史が80点くらいしか取れなかったのでほぼ世界史の詰め込みしかしませんでした。本番は98点まで上がりましたが、ほかの科目の調整に使う時間がほぼありませんでした。世界史を後回しにしないでください!

二次試験前

 共通テスト後は気が緩んでいましたが、東進の最終1月東大本番レベル模試でC判定をとったおかげで危機感をもって勉強に取り組むことができました。最後の模試でも世界史の偏差値が50を下回ってしまい、また必死で世界史をやる日々が続きました。数学と地理についてはそれなりにやっていましたが国語と英語に回す時間がほとんどありませんでした。世界史を後回しにしないでください!本当に!

まとめ

 私は苦手の世界史を克服できずに最後までバランスの悪い勉強をしていました。世界史はほとんどの受験生が安定して得点してくるので受験直前は焦りしかありませんでした。一般的な合格ルートとは全く違うので不安もありましたが、何とか合格できました。みなさんも自分のルートで合格をつかみ取ってください!

■東進東大特進コースについて

授業・講師

  • 数学(青木純二先生)

「数学の真髄―基本原理追究編」は参考書では学ぶことのできない本質を学ぶことができます。受ける前と後では問題を解くときに見える景色が全く違います。東大入試同日体験受験で数学7点をとってしまい途方に暮れていましたがこの講座のおかげで数学に対する取り組み方が変わり、試験中に行き詰まって無駄な時間を過ごすことが減りました。答えの出る見通しを持たずにただ解き進めて時間を無駄にしてしまうことが多い人には本当におすすめです。

  • 現代文(林修先生)

言うまでもなくとても面白いです。また、それまでいかに自分が独りよがりな解き方をしていたかがわかりました。

  • 古文(栗原隆先生)

文法や単語はもちろん、古典常識もわかりやすく教えてくださるので古文を読んだときにその情景が思い浮かぶようになります。独特の進め方がとても面白かったです。

東大本番レベル模試

 なんといっても回数と返却スピードは段違いです。特に最後の模試は共テ後の二次対策への切り替えにとても役立ちました。判定は気にせず受けるといいと思います。2日分を1日で終わらせるのはハードですが体力がつきます。復習をしっかりして模試を最大限利用してください。

東大生スタッフ

 勉強方法などを相談すると丁寧に答えてくださいました。札幌ではなかなか現役東大生のアドバイスを受けることはできないので電話で何分でも相談できるのは本当に助かりました。東大での授業の様子なども教えてくださるのでモチベーションも上がりました。なにかあったら迷わず相談すると良いと思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 記憶力、忍耐力などは本当に人それぞれです。どんな勉強方法が自分に適しているかはやってみないとわかりません。ぜひいろいろな参考書や勉強方法を試して、自分に合う勉強法を見つけてください。仮に見つからなかったとしても、試行錯誤の過程で成績はいつの間にか上がっているものだと思います。自分のやり方を信じて走り抜けてください。苦しい時は受験がいつまでも続くように思えるかもしれませんが、必ず終わりは来ます。みなさんが笑顔で春を迎えられるように願っています。