私は、荒巻豊志先生の東大世界史を最も活用しました。オンラインだったので、何度でも見返せたため、直前期の復習に非常に有効的でした。また、対面授業は、受験勉強の枠に閉じ込められたものではなく、現代社会の問題や仕組みと世界史をつなげてくれるような授業でした。そのため、元々世界史があまり好きではなかった私でも世界史に興味を持てるようになり、現代の世界を歴史的な観点から広い目線で見ることができるようになりました。東大志望の世界史選択の皆さんにはぜひ受けてほしい授業です。ほかに私が東大特進で受けていた授業は青木純二先生の数学の真髄と山中裕典先生の東大日本史です。社会ばかり紹介するのもなんで、数学の真髄について書きます。真髄で扱う問題はどれも良問ですが、一筋縄ではいかない問題ばかりです。しかし、ただの解法暗記にとどまらない数学力をつけられる講座だと思います。ただし、数学が本当に苦手な人にとっては少し難しすぎるかもしれません。ですが、東大を目指すにあたって一度は受ける価値のある授業です。私は東大本番レベル模試も受けました。この模試は問題が非常に良いのが特徴です。ほかの東大模試に比べて問題の難易度が本番に近く、解答用紙も本番そっくりで、入試の時はとても驚きました。またなんといっても返却が早いので、模試を受けた記憶がしっかりある状態で復習もでき、自分の学力もタイムラグがほぼゼロの状態で確認できるため非常にありがたかったです。

　入試が終わって思うのは、勉強ばかりではなく、適度に息抜きをすることも大切だということです。私は秋ごろ、勉強ばかりしすぎて体を壊してしまいました。さらに、最後のほうは燃え尽き気味になっていました。後輩の皆さんは燃え尽きないように適度な休息をとりましょう。

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