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東京都 国立 筑波大学附属駒場高等学校 卒
東京大学 文科一類

秋吉 悠希くん

■共通テスト得点 817点/900点

■共通テスト得点選択科目 日本史 地理 物理基礎 化学基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   日本史   地理  
開示得点 89 29 59 40 46 =263/440点
自己採点 90 25 55 35 35 =240/440点

■受験した感触・・・ 数学が全くできなかったが、2日目の社会と英語で挽回できた。やれることはやったので後は発表を待つのみ。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 A 文科一類 A

やるしかない!!

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

科目ごとの勉強法

  • 英語……得意な教科で、模試でも早い時期から良い点が取れていました。そのため高3時は他科目に時間を使い、直前期も過去問を解いてリスニングの音源を聞くくらいでした。ただ英語は放置するとできなくなる科目です。私は共テが終わった後に痛感しました。継続的に勉強するのが良いと思います。英語が苦手だという人は友達と話していても多いですが、英語が苦手な人は、文法や単語を暗記するのではなく、生きた英語に触れることが大事だと私は思います。英語を英語のまま聞いたり読んだりすることで、徐々に耳が慣れて英語の文章を聞き取れるようになり、また気づかないうちに語彙力も上がりました。日本から出たことがない私が英語が得意になったのはこのおかげです。英語は安定して点数が取れるようになるとぐっと合格に近づく科目なので、苦手な人も早めから対策をしたほうが良いと思います。
  • 数学……これも得意教科でした。数学の問題に取り組むことが大好きだったので、高3の春から数学だけ過去問に手を付けました。1周目は1日1問、特に時間制限を設けずに解き、2周目となった直前期の過去問演習は4問80分で取り組みました。1度やったことのある問題でも証明の書き方や他の問題との兼ね合いなどで全て完璧に解けるとは限らないので、2周してよかったと思います。あくまで個人の感想ですが、数学に関しては、本番の問題のほうが模試の問題より難しいと思うので、模試の過去問を解くよりも過去問を繰り返すほうがおすすめです。
  • 国語……現代文は、中学受験の時からずっと苦手でした。何をやっても点数が伸びないし、テストを受けても終わった後の自分の感触と結果が全然一致しないので、正直私にはよくわかりません。ただ林修先生の授業を受けて、論理的に考えて解答を作るということが意識できるようになりました。古典に関しては、ただ覚えるだけです。古文単語や漢文の句法などは一度覚えてしまえば、たとえ文章がわからなくても直訳をヒントに正解できるようになるので、覚えることは最初に覚えてしまうといいと思います。
  • 社会……最後の最後まで苦しみました。まじめに取り組まなかったせいで高3に入ってしばらくはどちらも共テ模試で50点台という時期が続きました。さすがにまずいと思い、英数国がある程度できたこともあって夏休みには全体の8割くらいの時間を社会に費やし、一から見直しました。そのおかげで何とか平均ちょっと下くらいまで点数を上げることができましたが、本当に社会は高2のうちに1周しておくべきです。

その他気を付けたこと

  • 過去問は、私は11月ごろから本格的に取り組み始めました。2次は1教科の試験時間が長いので学校がある日などに解くのは大変ですが、スケジュール表を作って11月~12月中旬までは1週間に1年分、共テ後から本番までは2日に1年分のペースで解くようにしました。解いた問題は全て先生に添削してもらいましたが、論述・記述問題は絶対誰かに添削してもらうほうが良いです。
  • 電車の行き帰りは、有効活用すればかなり役に立ちます。1日2,30分でも積み重なれば大きな時間になるので、電車でスマホを眺めて過ごすのはもったいないと思い、私は春から夏にかけては自分で作った古文と漢文の単語・文法の暗記カード、夏休みは日本史の教科書や一問一答の問題集を見ていました。また直前期には単語帳を読んで英単語の復習をしたりリスニングの音源を聞いたりしていました。机に向かって問題を解く時間をより長く確保できるので、おすすめです。
  • 当日分からない問題があっても、最後まで諦めないことは本当に大事です。数学の全く解けない問題以外は、たとえ分からなくても何かしら解答欄に書けると思います。とりあえず埋めてしまえば採点対象にはなるので空欄よりはずっとましです。私は今まで社会の過去問演習や模試で時間内に最後まで解けた記憶がないのですが、本番の試験で初めて国語、英語、社会で全ての解答欄に何か書くことができました。絶対何かしら書いてきてやるという強い気持ちをもって試験に臨めば意外と何とかなるので、諦めない気持ちが大事です。

■東進東大特進コースについて

 東進では、共通テスト・東大の模試、通期講座、東大特進を主に活用していました。
 模試の良いところは、形式・問題の傾向がわかることです。私は高1くらいから東進の共通テスト本番レベル模試をずっと受けていたので、リスニングの一回読みの問題とか数学のⅠとⅠAとかについては、学校の友達でも間違ったり知らなかったりする人が多発するなかで間違うことはありませんでした。そういう予め避けられるようなミスで点数を落としてしまうのはもったいないです。東大本番レベル模試は、2か月に一回受けられるので、自分の実力を測るいい機会になりました。また返却も速いのである程度覚えているうちに復習や反省ができます。ただ模試の成績が全てではないということには気を付けたほうがいいです。
 通期講座は数学・国語・地理、東大特進は国語・地理を受けていました。人によって相性はあると思いますが、私が受けた授業はどの先生もとても分かりやすく、授業でとった板書は暗記や復習に大きく役立ちました。国語と地理は苦手な教科だったので受講したのですが、現代文の林先生や地理の村瀬哲史先生など、東大特進の先生方のおかげで、本番での点数が何点も上がったと思います。
 そのほかにも、リスニングアプリを受験会場の昼休みに使って英語の準備をするなどしていました。東進のコンテンツは過去の先輩の経験を生かして作られたものが多く、良いものは積極的に活用していました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 社会は勉強を始める高2のうちにまじめに学習しておきましょう。これは本当に声を大にして言いたいです。私は高2の時にサボったせいで高3を通して社会2教科に苦しみ続けました。社会は勉強すればある程度の点が取れるので、成績が安定すると気持ちが楽になると思います。
 あと、一回の演習や模試で一喜一憂する必要はないです。私は一喜一憂してしまう性格でしたが、直前期のテストゼミなどを受けるたびに気持ちが変動して精神状態が不安定になってしまいました。どれだけ勉強しても自信が持てないのは私も実際そうだったので本当によく分かりますが、広い視野を持ち、合格するぞという強い気持ちだけをもって最後まで気を抜くことなく頑張ってください。応援しています。