共通テスト 1日目解答

地理歴史

9:30-11:40

公民

9:30-11:40

国語

13:00-14:20

英語

15:10-18:10

共通テスト 2日目解答

理科①

9:30-10:30

数学①

11:20-12:30

数学②

13:50-14:50

理科②

15:40-17:50

地理歴史 日本史A

全体概観

「図」をともなう出題がみられず、政治史の出題が減少した一方、外交・文化・社会経済史の出題が目立った。

大問数
減少 | 変化なし | 増加
設問数
減少 | 変化なし | 増加
マーク数
減少 | 変化なし | 増加
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化
大問数5題、設問数32問は昨年の大学入学共通テスト日本史Aと同じで、日本史Bとの共通問題の配置(第2問・第4問)にも変更はなかった。地図の提示は昨年同様にみられなかっただけでなく、「図」をともなう出題が1問もみられなかった。一方、グラフ・史料・表にともなう問題は例年通りで、史資料を通じて様々な角度から歴史を考察させる共通テスト特有の問題が今年度もみられた。
出題された史料は、一部を除いて大部分が初見のものと思われるが、歴史的な事実をしっかり理解していれば対応可能な難易度であった。またグラフ・資料・表により提示された情報と、普段の学習により培った知識を整合することで、正解を導き出す傾向がみられたことは例年通りと言えよう。

出題形式は、空欄補充問題・年代整序問題・正誤判定問題に集約され、昨年の大学入学共通テスト日本史Aと大きな変更はなかった。大問5題中、「会話文」の形式で出題されたのは、第1問のみで昨年より大幅に減少した。その多くは、レポートやメモといった比較的シンプルな形式で問題が提示され、正答を導き出すためにそれらの内容をじっくり吟味する必要があった。
出題範囲は幕末期から昭和後期の高度経済成長が終わった1970年代まで、という日本史Aの傾向が踏襲されたといえる。今年度も平成時代の出題はなかった。

出題分野はこれまでと同様に多方面にわたっていたが、政治史が減少した一方で、外交・文化・社会経済史が増加した。特に、民衆生活と関係性が深い近代の文化史や経済史は、受験生の間で習熟度の差が大きいことから、これが得点にも大きく反映すると予想される。
 
年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2024 第1問 近現代日本の娯楽からみる人々の生活(会話文) 7 7 22
第2問 明治期に始まったもの 4 4 12
第3問 明治時代以降の教育と社会の関係 7 7 22
第4問 二度の世界大戦後の日本と国際社会の関係 7 7 22
第5問 近現代の日本経済 7 7 22
2023 第1問 近現代の切手(会話文) 7 7 22
第2問 幕末から明治にかけての日本(会話文) 4 4 12
第3問 税が経済や社会に与えた影響(会話文) 7 7 22
第4問 「旅」 7 7 22
第5問 アジア太平洋戦争期の空襲と、その経験を後世に伝える動き 7 7 22
2022 第1問 遺品整理の際の履歴書とパンフレット(会話文) 7 7 22
第2問 幕末・明治期の日本とハワイ(会話文) 4 4 12
第3問 明治後期から昭和初期の社会と経済(会話文) 7 7 22
第4問 鉄道の歴史とその役割 7 7 22
第5問 昭和期の政党政治と社会(会話文) 7 7 22
2021 第1日程 第1問 家族の会話と手紙(会話文) 7 7 22
第2問 近代の女性 4 4 12
第3問 国内政治と外交の歴史 7 7 22
第4問 第二次世界大戦後の民主化政策 7 7 22
第5問 社会福祉・社会保障と国内外の動き 7 7 22
2021 第2日程 第1問 歴史事件の史資料(会話文) 7 7 22
第2問 井上馨と渋沢栄一 4 4 12
第3問 憲法と感染症 7 7 22
第4問 近現代の食文化・食生活 7 7 22
第5問 近現代の人の移動と住環境の変遷 7 7 22
2020年以前はセンター試験
2020 第1問 日本における外国人(会話文) 6 6 20
第2問 幕末から明治前期の民衆運動 4 4 12
第3問 近代の都市 6 6 19
第4問 近現代の風刺漫画 8 8 24
第5問 近現代日本のエネルギー資源の調達と利用 8 8 25

【参考】過去の平均点の推移

2023 2022 2021(第1日程) 2020 2019 2018 2017 2016 2015
45.38 40.97 49.57 44.59 50.6 46.2 37.5 40.8 45.6