共通テスト 1日目解答

地理歴史

9:30-11:40

公民

9:30-11:40

国語

13:00-14:20

英語

15:10-18:10

共通テスト 2日目解答

理科①

9:30-10:30

数学①

11:20-12:30

数学②

13:50-14:50

理科②

15:40-17:50

公民 政治・経済

新高3生
◆大学入学共通テストは「思考力」や「判断力」を測る「考えさせる問題」が中心
大学入学共通テストの特徴として、第一に、各設問中に長・短の文章を設け、文章内容の把握力・要約力を問う設問や、関連性・因果関係を判断させる設問が見られます。従って、文章を多く読み、その内容をどれだけ早く掴めるかが勝負となります。これは普段から文章を読みこなし、早く内容を理解する国語力を測定しているとも言えます。
第二に、空欄問題において、空欄に当てはめるものが、語句だけでなく文章の場合もあるなど多岐にわたっています。しかも複数の空欄すべてを適切に埋めることで正解になるので、断片的・部分的理解では得点できない仕組みになっています。
2022年に発表された「試作問題」の『公共、政治・経済』や、『地理総合、歴史総合、公共』の「公共」の出題を見ると、上に述べた傾向をさらに強めており、単に知識を問う問題は少なくなっています。

◆教科書を読み、基礎を万全にしよう
『公共、政治・経済』は倫理分野、政治分野、経済分野など幅広い分野から出題されます。それぞれの分野の基礎を押さえることが学習の出発点となります。教科書をしっかりと読み、太字の部分を中心に思想、制度、理論の大枠をとらえましょう。また、グラフや表を見てその特徴を押さえることも効果的です。一度に内容の全てを覚えようとするのではなく、繰り返し読み、大枠を捉えた段階から明確な理解への段階へと進みましょう。

◆模擬試験を定期的に受験しよう
『公共、政治・経済』の対策としては、教科書を読むことに加えて、現在に至る歴史(主に戦後史)的つながりと、グローバル化の結果としての地理的広がりとを理解する必要があります。さらに、それらに加えて人間社会の現象(文化的・宗教的あるいは倫理的な側面)の理解も欠かせません。つまり、現在の社会問題を広い視野で総合的に考える習慣を身につけることが必要です。また、文章を読んでその趣旨を把握する訓練をしなければなりません。
そのような力を身につけるためには、まず、類題や演習問題を多数経験するとともに、模擬試験を受けて、実践力を養うことです。また、新聞などを読むことで時事ニュースにも関心を持ち、そのニュースが教科書のどの分野に関連する事項かを意識をすることも大切です。さらに、多数の資料を用いた設問が必ず出るので、資料集で資料の見方・読み取り方に慣れておくとよいでしょう。「公共」分野の復習も忘れてはなりません。「公共」は3年次には授業がないため、放っておけば学習した内容が記憶から次々と消え去っていってしまいます。それを防ぐために、定期的に「公共」の教科書を読み直しましょう。
『公共、政治・経済』の試作問題は、設問が複雑に構成されていて、文章量や資料がたいへん多く、相当に訓練していないと解答に時間がかかる内容になっています。皆さんが受験する本試験も傾向は同様でしょう。そのため、中途半端な知識では太刀打ちできない恐れがあります。早く準備をスタートし、この傾向の問題に早く慣れることが大切です。東進の「共通テスト本番レベル模試」は「全国統一高校生テスト」も含めると2か月に一度、共通テスト本番と同じ形式、レベルで実施されます。定期的に受験して、自分の学習進度を確認しましょう。
新高2生
◆『公共、政治・経済』とは
この記事を見ている皆さんは、『公共、政治・経済』を受験することを考えているのでしょう。『公共、政治・経済』は、「公共」と「政治・経済」の内容を出題範囲とします。「公共」は、知識を身に付けるだけではなく身に付けた知識を様々に活用することや、必要な情報を集めて読み取り、まとめ上げる力の養成などを目標としています。1年次に「公共」を履修した皆さんは、授業で、様々な課題について考えたり、情報を集めて分析したりしたことがあるのではないでしょうか。
「公共」は、3年次には授業が行われないため、3年次に入ってから何もしないと、学習した内容が記憶から次々と消え去っていってしまいます。それを防ぐために、「公共」の教科書を定期的に読み直しましょう。
「政治・経済」は、概念や理論などを理解する力や、適切・効果的に資料をまとめる技能を身に付けることなどを目標としています。この科目は「公共」で軽く触れるだけだった概念や理論などをさらに深く学習します。

◆教科書を重視しよう
具体的な学習法は、やはり教科書を中心とする学習です。「公共」や「政治・経済」の教科書を開いたら、本文の読解はもちろん、脚注や図、グラフなど欄外に配置されているものにも注意を払って下さい。その際、図やグラフが何を示しているのかを考えるようにしましょう。共通テストは、図やグラフなどの資料に何が示されているのかを、知識とともに問う問題が多いです。そのような問題に対応するには、普段の学習の際から意識的に図やグラフを見て考える必要があります。また、「公共」の教科書の方では、哲学者や思想家の主張を把握することも忘れないでください。

◆模擬試験を定期的に受験しよう
2022年に発表された試作問題のうち、『公共、政治・経済』や、『地理総合、歴史総合、公共』の「公共」の出題を見ると、試作段階であることを強調してはいますが、知識や思考力を活用して空欄に当てはまる語句または文章を選択する問題や、グラフや表から解答に必要な情報を読み取る問題が多くあります。
このことから、2025年以降の『公共、政治・経済』は、思考力や判断力を測る、考えさせる問題が中心となると思われます。考えさせる問題は構成が複雑なため、設問の意図や全体構成を把握するのに手間取りやすいです。さらに、文章量も多いため、腰をすえて内容把握をしていかなければなりません。普段から長文を辛抱強く読みこなすことに慣れておきましょう。
それに加えて、普段から、ニュースや新聞などのメディアを通じて社会問題に関心を持つことが重要です。特に新聞の記事を読みこなすことは「共通テスト」対策としてより効果的です。また、用語集などをそばに置いて必要に応じて語句の理解に努めれば、社会問題の全体像が見えてきます。
そして、情報量の多い問題群に慣れるために、模擬試験にトライしておきましょう。自分に足りないところや必要事項が判明しますし、早いうちにスタートすれば心の安定にもなります。東進の「共通テスト本番レベル模試」は「全国統一高校生テスト」も含めると2か月に一度、共通テスト本番と同じ形式、レベルで実施されます。定期的に受験して、自分の学習進度を確認しましょう。