共通テスト 1日目解答

地理歴史

9:30-11:40

公民

9:30-11:40

国語

13:00-14:20

英語

15:10-18:10

共通テスト 2日目解答

理科①

9:30-10:30

数学①

11:20-12:30

数学②

13:50-14:50

理科②

15:40-17:50

公民 現代社会

設問別分析

【第1問】安全保障
大学の授業という設定で、安全保障をテーマとして出題された。問1は大日本帝国憲法と日本国憲法に関する基本的な出題。問2は2015年の安全保障関連法についての出題で、やや細かい時系列が問われた。問3は集団安全保障に関する基本的な出題。問4はインターネットによる選挙運動に関する出題で、資料を読解すれば知識がなくても正解できる。問5は裁判官に関する基本的な出題である。問6は判決文の要旨と二方面からの批判を組み合わせる問題で、読解にやや時間がかかったかもしれない。問7は食料安全保障に関する問題だが、SDGsとMDGsを混同しているとIIIで間違えてしまう。

【第2問】働くことと生き方
グループでの調査研究という設定で、労働を中心に青年期や倫理分野も出題された。問1のフィールドワークやブレインストーミングは容易だが、「帰納法」や「演繹法」では倫理分野も含まれている。問2の労働分野の知識はやや細かい。問3は資料読解で知識不要だが、どれだけ素早く正確に情報処理できたかがカギとなる。問4はアイデンティティについて具体例を判断する問題だが、読解量がやや多い。問5は葛藤の具体例であり、判断は容易。問6は日本思想と西洋近現代思想を合わせた倫理分野の問題で、現代社会としてはやや細かい知識が必要だった。

【第3問】政治分野
大学生と弟が話し合うという設定で、政治分野を中心に問われた。問1は選挙に関する基本的な出題。問2は知識不要の資料読解問題である。問3は地方自治に関する基本的な出題だった。問4は刑事司法制度に関して、やや細かい知識が必要。問5は裁判と和解について、期待値を計算するという珍しい出題である。計算自体は初歩的なものであるが、設定が複雑なので、正確に理解していないと正解にたどり着けない。問6は環境政策に関する基礎的な出題。問7は情報に関する法制度を問う基本的な出題である。

【第4問】開発途上国
現代社会の授業におけるレポート作成という設定で、開発途上国を中心に問われた。問1は国際収支に関する基本的な出題。問2は日本のODAに関する基本的な出題である。問3はエネルギーや資源についての出題で、消去法で正解できただろう。問4もやや細かいが、消去法で正解できる。問5は文脈に沿って判断する読解力の問題。問6は為替について論理的に判断する力が必要である。問7もインフレの影響を論理的に判断する力が問われた。

【第5問】地域づくり
地域についての探究学習という設定で、地域社会の課題を中心に出題された。問1は「政策決定までの過程に対する異議の表明」を判断するもので、やや判断が難しい。問2は知識不要の資料読解問題で、情報処理の技能が問われる。問3の「関係人口」という概念は受験生には初見だっただろうが、具体例から理解できる。ただし読解量は多く、読み取りも複雑である。問4の観点に基づく判断もやや細かい読解が必要である。