共通テスト 1日目解答

地理歴史

9:30-11:40

公民

9:30-11:40

国語

13:00-14:20

英語

15:10-18:10

共通テスト 2日目解答

理科①

9:30-10:30

数学①

11:20-12:30

数学②

13:50-14:50

理科②

15:40-17:50

公民 倫理、政治・経済

設問別分析

【第1問】源流思想
生徒の会話文と資料をもとにした大問。問1は、イスラーム世界がシーア派とスンナ派に分裂した時期がポイントになっており、難しい。

【第2問】日本思想
2パートに分割され、古代・中世、近世、近現代について会話文をもとに設問が設けられた。問4は吉野源三郎『人間の尊さを守ろう』を資料文に用いている。同氏の『君たちはどう生きるか』から着想を得たアニメ映画がヒットしたことから触発された設問かもしれない。

【第3問】西洋近代思想
問われた知識事項はオーソドックスなものが多く、きちんと学習した受験生にとっては平易に感じられただろう。ただ、読解問題は手間をかけて丁寧に解かないと足元をすくわれかねない。

【第4問】青年期・現代社会分野
例年、資料読解などで時間のかかるものが多く、今回も同様の傾向であった。問2のハイデガーはきわめて重要な思想家だが、オーソドックスな四択問題でありながら、誤文の判断が難しかった(「過去の喪失」は過去に一度だけ出題されている)。

【第5問】統治と市民社会
全体的に問題の文章が長く、解答に時間のかかる問題が多い。問2は選択肢の文章は長いが、判断ポイントはすべて後半にある。受験生の情報処理能力を問う姿勢が明確である。

【第6問】経済成長とグローバル化
すべての問題が知識と思考力の両方を問うものであり、多くの受験生にとって最大の難関であっただろう。問1は空欄が5つあるのに答えるのは最後の2つという変則的なものになっている。問6は需要曲線の傾きの意味を深く問う問題であった。

【第7問】国際社会における日本
インドが中国を抜いて人口の多さで世界一になった(とされる)ことや、一帯一路構想など2023年の新聞に登場した話題が多く見られる大問である。問2は人口ピラミッドの形態からの将来の人口予測や「人口オーナス」という用語について問われており、難しい。