共通テスト 1日目解答

地理歴史

9:30-11:40

公民

9:30-11:40

国語

13:00-14:20

英語

15:10-18:10

共通テスト 2日目解答

理科①

9:30-10:30

数学①

11:20-12:30

数学②

13:50-14:50

理科②

15:40-17:50

地理歴史 世界史B

設問別分析

【第1問】様々な地域や時代に見られた体制と制度
Aは中国における王や皇帝の一族を制度上どのように位置づけるかの資料を、Bはイングランド王エドワード(証聖王)の死後に見られた政治的動きに関しての資料を、Cはイギリスにおける福祉制度の改革の歴史についての資料を用いたリード文であった。Aでは中国についての設問を中心に、資料の読解に加えて考察力を問う問題が出題された。Bでは中世ヨーロッパについての設問を中心に、解答を導くために資料の読解が不可欠である問題が出題された。Cではイギリス史を中心に、中世から現代までの幅広い知識が問われた。全体的に、資料を読解しなければ解けない問題が多く、解答するのに時間を要したであろう。

【第2問】諸勢力の支配や拡大
Aはアレクサンドロス大王についての資料を、Bはアメリカ合衆国の領土に関する法律の資料を、Cは朝鮮戦争の際にスターリンが毛沢東に発した電報の資料を用いたリード文であった。Aでは資料を読み取りつつ文化史の知識を用いる(読解力と知識を両方使う)設問が出題された。Bでは正解が2つに分岐して次の設問にも連動した「連動型問題」が本試では初めて出題された。Cでは現代史を中心に、グラフを読み取る問題も出題された。全体的に、戦後史や文化史の知識など受験生が手薄になりがちな知識が求められた。

【第3問】交通の発達が社会に与えた影響
Aはインド亜大陸における交通の歴史についての会話文を、Bはアメリカ合衆国の交通手段の変化が及ぼした影響についての文章とグラフを、Cはロシアの歴史と文化についての会話文を用いたリード文であった。Aはインド史を中心に古代から近現代まで幅広い知識が問われた。Bではアメリカ合衆国史を中心にグラフを用いて考察させる問題が出題された。Cではロシア史を中心に読解力を問われる問題が出題された。全体的に、世界史の基礎的な知識に基づく考察力が求められた。

【第4問】言語や文字とそれを用いた人々の文化やアイデンティティ
Aは唐代の長安で作られた碑の写真についての会話文を、Bはコロンブスについての文章を、Cは顔真卿の作品に関する会話文を用いてのリード文であった。Aでは古代から中世に関しての基礎的な知識が問われた。Bでは大航海時代を中心とした基礎的な知識を基に考察力が試される問題が出題された。Cでは中国史を中心に文化史も含めた幅広い知識が問われた。全体的に、君主や王朝ごとの事績についての正確な知識が求められた。