漁師、漁業者

食に関する仕事

魚介類を捕る、または育てる仕事です。漁業には沿岸漁業や遠洋漁業などがありますが、日本の漁師はそのほとんどが小規模の沿岸漁業に従事しています。小さな漁船を所有し、家族経営のところも多いです。場所によって捕る魚種も漁の方法も異なりますが、漁師の1日はおおむね次のようなものです。早朝に出漁して操業し、帰港して水揚げを出荷したのち、船や道具の点検・修理をして翌日の準備をします。

漁師になるためには、水産系の学校を卒業して水産会社に就職する(この場合は沿岸漁業に限りません)か、漁師を募集している網元などのもとで技術を習得する必要があります。近年、漁師の高齢化と跡継ぎ不足が深刻になっており、未経験の人向けに漁師養成施設を設けている地域もあります。

独立するためには漁協の組合員になり、地域で漁業を営むための権利「漁業権」を得なければなりません。漁船や機械など備品の購入費や、保険加入費などまとまった資金も必要でしょう。なお、沿岸漁業での漁船操縦には、一級小型船舶操縦士・第二級海上特殊無線技士などの資格が必要です。

POINT

  • 水産会社に就職するか、網元のもとで修業する
  • 未経験者向けの漁師養成施設がある場合も
  • 独立するためには漁協の組合員になって漁業権を得る

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